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君との絆

作者 ni-na 得点 : 1 投稿日時:


ー8月18日。「こんにちは。文京区仙崎小学校から来ました。清水さやかです。読書が好きです。よろしくお願いします。」ーそんな平凡な自己紹介から約4ヶ月半。私はこの学校で毎日楽しく遊んでいる。「〇〇ちゃーん!いこうよー!」いま私を呼んだのは、友達の葉月ちゃん。毎日区民センターで遊んでいるんだ!!葉月ちゃんは可愛くてスタイルがいい。ダンスをやっていて、その姿はとってもかっこよかった。区民センターでは、天下やおしゃべり、ゲームなどをしていて、毎日行っていても飽きないんだよねー。今日も葉月ちゃんとセンターに行く約束をした。「はぁーほんっとにあの子やだ!めっちゃくっついてくるんだよぉ?」「そ、それはちょっと...」「だってさ、毎日今日遊べる?明日遊べる?って聞いてくるんだけど!断ってもほんっとうに遊べない?ってしつこくきいてくるし!もうウザすぎ!なんなんあいつ!」「ほんとそうだよね!てかなんか服のセンスないし。ち、ちょっとダサい。」私は痛む心を無視していった。その後も、葉月ちゃんの愚痴は続き、それに加勢するたびに心が痛んで、苦しくなってくる。「またねー!明日も遊ぼうねー」「うん。じゃあね!」そう答えると私はため息をついた。家に帰って、お風呂に入ってまた、今日のことをぼんやりと振り返る。はあ、最近葉月ちゃんの悪口がどんどんヒートアップしてる。だんだん心がつかれてきたな。それに...なんか私も人の悪いところが見えるようになっちゃった気がする。これ以上ひどくならないといいなぁ...そう思って考えていると眠気がさしてきた。続きは明日考えることにし..よ..ぅ..「おや..す..み......」         ・
                ・
それから数日。私は変わらず葉月ちゃんと仲良くしている。だんだん心が痛むこともなくなりあの子が嫌われるのは当然だと思うようになった。今日も葉月ちゃんと色んな人の悪口を言いまくった。いつも通り次の約束をして家路につく。今日も楽しかったなぁ葉月ちゃんとはなんかきがあうんだよなー。そんなことを思っていると、ふと、数日前のことを思い出す。そういえば、ここでため息をついたんだっけ...それで、悪口が嫌だって思って...人の悪いところが見えるのが嫌で...心が痛んで..そうだ!悪口を言う人にはなりたくないって思ったんだ!思い出すと衝撃だった。「は、はは...こんなのって...真逆じゃん...」私は愕然とした。「なんでこうなってんだろ...なさけな..」ひと仕切りショックを受けて泣いたあと、そういえば、あのあと葉月ちゃんが大人の人にまで話していて、大人達もそれを平然と聞いているから葉月ちゃんが正しいって思っちゃったんだよ...。だから、葉月ちゃんを信じたんだ。でも...まちがってたのかな..。私、自分の心がわからない。これ以上悪化したらもう心を失ってしまうかもしれない。こわい...こわい。どうしよう。それなら...。
翌日、私は1組にいった。がやかやとした教室。みんな、楽しそう。その中に、葉月ちゃんを見つけた。もう、戻れない。勇気を出して「葉月ちゃん」といった。「あっ。〇〇ちゃんが読んでるから行くね!」こっちに駆け寄ってきた。「どうしたの?」ゴクリとつばを飲む。「あっ、あのさ、明日のことなんだけど 、」「えっ?遊べなくなっちゃった?」「うん。というか...ごめん。もう遊べない」「なっ、なんで?!」「ごめん。」「あやまんなくていいから!理由を教えてよ!」「それは..言えない。」葉月ちゃんから一回はなれて自分の気持ちと向きあうことにしたからだ。きっと、言ったら手を差し伸べてくれるだろう。そしたら甘えてしまうかもしれない。それから2りが話すことはなかった。

作者コメント

お好きなように書いてください!(ストーリーが成り立っていたら何を書いてもいいです)

追加設定(キャラクターなど)

キャラクター
・清水さやか(しみず-さやか)
・小桜千衣(こざくら-ちえ)後で出てきます
・希有葉月(きう-はづき)
乱暴な言葉づかいのところ、ごめんなさい。

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