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灰空ときどき死神〜ぼくが生きた7日間〜第2話 全4話で完結

死神チート能力を持って異世界転生。なのに来世でもやっぱり7日で死ぬことになった件

作者 うっぴー 得点 : 0 投稿日時:


 気づいたら、いつもの見慣れた病棟とは異なる真っ白な空間にいた。
「すみません。私の手違いで本当にごめんなさい!」
 ヒトミちゃんが何やら必死に謝っている。なぜ、彼女が謝っているのかさっぱりわからない。
「あなたの寿命はあと7日のはずだったのに、私の手違いで、今日、死ぬことになってしまいました!」
「はあ?」
 すでに生への執着はほとんどなかったが、こういう冗談はあまり愉快なものではない。
「そこで、ちょっと早いですけど。来世のお知らせです!あなたは異世界に転生することになります!そして、私は死神のお仕事をミスったバツで、しばらくあなたのサポートをするよう神様から命令されました! ちなみに異世界でのあなたの寿命も7日間です! いろいろバグっていてすみません!」
 どうやら彼女が病棟にやってきたのは、何らかの精神疾患が原因であるらしい。言っていることが支離滅裂だ。
「ちょ、ちょっとヒトミちゃん、落ち着いて」
「ふつうなら来世に期待! ですが、いきなり最悪の来世で申し訳ありません!でも、このヒトミちゃんが素敵な異世界ライフを徹底サポートするので、安心して死んでください!」
 まったく安心できない……
 だが、彼女はどうやらごっこ遊びがやりたいらしい。ここは年長者として、付き合ってあげるのがやさしさというものだろう。
「あー、わかった。わかった。取り敢えず、ヒトミちゃんは死神で、僕は今日死んで、異世界に転生して、そこでも7日で死ぬということでOK?」
「はい、そういうことです! さらに今だけの素敵な特典で、運命(サダメ)さんには、異世界でもレアな固有能力がプレゼントされます! ぶっちゃけチートです! これで残り7日間を思いっきりエンジョイしてくださいね!」
 なんかもう笑うしか無いけれど、まあいいや。僕は静かに頷いた。残り7日間、この騒がしい少女と過ごすのも悪くないかも知れない。
「はい、契約は完了です!」
 その声を聞いた時、僕の意識は静かに暗転した。

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