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あなたの、本当に、欲しいもの。第4話 全5話で完結

あなたの、本当に、欲しいもの。の第4話

作者 なるばる 得点 : 2 投稿日時:


ちょんちょんと上に指を指す。
「空?」
「うーん違う違うわたしの家。この大木わたしの家なの」
「え?ここ?」
「うーんそうね~正確に言えば全部わたしの森なの」
何事もなく梯子を渡り「付いてきて」という強引なイスチヨに僕は戸惑いながらも少女についてくのであった。

「どうぞ」
部屋に入ると、そこは木でできた家だが可愛らしいお部屋が広がり少女とマッチングしていたのである。
「適当に座って」
「は~」
なんかムードもヘッタくれもないのである。
そこで彼女は奥のカーテンの部屋をバーっと勢いよく開けた。
「おおっ」
そこには無数の星が煌びやかに現れたのである。
「奇麗でしょ。他の場所でもそうそうここまできれいに見れないの」

確かに空は奇麗だし、家も少女も可愛いのだがなんとういうか恋愛をするという気になれないのである。そもそも願い事をもう少し違うものに変えてもらえないだろうか?お金、不老不死、物事が旨くいく願いなど様々あるじゃないか。とかぶつくさ考えてるうちに湯気が出たコーヒーが差し出された。
「はい、どーぞ」
優しいところはあるな・・・

「ところで君の趣味は何?」
「え?」
「しゅーみ」
「趣味・・・あんまないんだよな。何せ中学まで帰宅部だから」
「なるほど~私はあんまり君のことを知らないんだな。私ってほら一応神の移り代わりじゃん。君の情報何も知らないの。とりあえず願い事を叶えなきゃってことで現れたの。」


いきなりノートのような必要事項メモを取り出し、書き始めたのである・・・








作者コメント

ちょっとメルヘンにしてみました。どうでしょう?必要あればまた書きます。

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