~東方二次創作~吸血鬼と人間の夏の第6話 全10話で完結
~東方二次創作~吸血鬼と人間の夏の第6話
作者 曙改2 得点 : 0 投稿日時:
《ガチャ……》
俺とレミリアはあのあと、バスで家に帰ってきた…
『はぁー、買い物も終わったし、ゆっくり休もうぜ………レミリア、もう気にするな、俺はなにも……』
『いいえ、今から私のすべてを、貴方に教えるわ…』
『え?あ、あぁ…そうか…』
『私は…貴方に分かるように説明すると、サキュバス、つまり、吸血鬼なの』
『ほ、ほぉ…』
とれは必死でその状況を飲み込んでいた…
『それで、年齢は、ざっと500歳って所ね』
『ほぅほぅ、500歳……500歳…………』
『500!?』
俺があわてているとレミリアはやれやれと言わんばかりに手をあげていた、
『そうよ、私は500年生きた吸血鬼、でも私はここの世界にいたわけではないの』
『それってどういう…』
『分かりやすく言えば、別世界、難しく言えば、幻想卿』
『別世界……幻想卿?……』
『え、ま、まとめると、レミリアは本当は吸血鬼で、この世界にいた人物では無いってことか?』
『そうよ、分かったかしら?』
『あぁ、分かった』
『絶対わかってないわよね』
『…とりあえず、え、でも吸血鬼って事は…』
『安心なさい?貴方の血をぜーんぶ飲んだりはしないから、でも…本当に、良かったら…ちょっとだけ……』
『血を飲まれるって痛いのか?……』
『試しに飲まれてみる?』
『こ、怖いな…』
俺はベッドに腰をかけていた、目の前にはレミリアがたっている…
『始めていいかしら?』
俺はコクッとうなずいた…
レミリアの顔が段々近づいてくる…
息使いが段々聞こえてくる…
そして、レミリアの顔が俺の顔の左に…
『噛むわよ…』
レミリアの唇が俺の首筋にくっつく感触が伝わってきた…
恐怖と興味が合わさって変な気分だ…
そして…カプッ…
『あぁ…』
俺の首筋から血が抜けていくのがわかる…それにしても………
何て気持ちいいんだ…
『ふふ…』
プハァ…横からそんな声が聞こえてくる…
そして、首筋についた血を舌でツーっと撫でて
『どうだったかしら?』
『毎日お願いします』
『それじゃあ死んじゃうわよー…クスクス…』
あぁ、死んでもいい…
『本音漏れてるわよー』
ギクッ…
『ふふ、可愛い…』