~東方二次創作~吸血鬼と人間の夏の第2話 全10話で完結
~東方二次創作~吸血鬼と人間の夏の第2話
作者 曙改2 得点 : 0 投稿日時:
『ふぅ、ごちそうさま』
『うまかったか?』
『まぁ、悪くはなかったわ』
『だから、何様だよ…』
そんな会話をしながら俺は食器を片付けていた
『なぁ、明日俺学校休みだけど、どうする?』
俺は食器を流しにおきながら質問した。
『どうする?って聞かれてもね』
『何処か行きたいところとか、ないのか?』
『この世界の事は何も知らないわ、だから行きたいところって言われてもわからないわ』
『そうか、じゃあ俺が考えとくわ』
そうか、じゃあ何処につれてってやるか、と考えながら食器を洗ってあたら、石鹸で皿を滑らしてしまった、
『あっ』
と思ったが時すでに遅し…皿は割れてしまった
『イテッ…あぁ、切っちゃった…』
『ちょっと、大丈夫?私に見せてみなさい』
俺は切れた指先をレミリアに見せた
すると、レミリアは指先に自分の唇を近づけ…
ペロッ…っと舐めた
『レミリア…何してるんだ?…』
するとレミリアはクスクスと笑いながら
『貴方の血って凄く美味しい、おかわりしたいくらい』
そんなことをいたずらっ子のような顔で言ってくるので俺は少し顔を赤くしてしまった
『あら?もしかして照れてるのかしら?』
『照れてねーよ!そんなことを言いながら俺は割れた食器を片付け始めた』
うしろからのクスクスと聞こえるがその声は離れていった、部屋に行ったんだろう
俺は改めて指の怪我を見ると、俺の指先には傷ひとつ残っていなかった…