皿上で戦ふ吾とゴジラ海老
回答者 イサク
こんばんは。
御句、俯瞰してみると「夕飯の皿へ【食材】」と限りなく報告文に近しい構成でして、せっかく「ゴジラ海老」というワードにチャレンジしているのに勿体ない気がします。
俳句に「ゴジラ海老」という単語が出てきたら、受け手はいい意味で違和感を感じると思いますので、その違和感を生かしたいです。例えば「ゴジラ」という部分を生かすなら「侵略」「戦う」「海から来る」などはすぐに発想できるでしょう。
「ゴジラ海老」は季語とは呼べないかもしれません(季語とは、厳密には「詠み手と受け手が共有できる、季節を感じるべき言葉」です。季語を共有するための道具が歳時記や季語辞典です)が、春~夏頃の無季語俳句としてもよいかと思います。
あと蛇足ですが、御句の構成はあまり句またがりとは言わない構成です。句またがりとは「単語」や「単語+助詞」が五七五の切れ目をまたいでしまっている状態を言う場合が多く、御句は五七五に区切りがありますので。
ほとんどの句で五七五の切れ目をまたいだ意味のつながりはありますし、仮に全ての切れ目で切れている句は、むしろ「三段切れ」です。
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今回も無季になるか季語と認められるかわかりませんが、今回はゴジラエビを季語に見立てる事にチャレンジしました。
このエビは、他にも名前がありますが、私たちはゴジラエビで統一してますのでこの名前を使用しました。旬が春から6月までとされてますので春の季語とみなせると考え用いりました。
数年前から、ゴールデンウィーク時期になると知り合いから、道内の羽幌町産のゴジラエビが届くようになり、それを夕食の準備時に皿に盛り付けをするワンシーンを句にしました。
今回は助詞へを使いましたので、句跨りの句になりました。