墨磨れば匂ひ来たりし山桜
回答者 秋沙美 洋
負乗さん、こんにちは。
初読で、「墨をする人あいだに匂へ山桜」と読んでいました。が、「墨をするひとまに匂へ山桜」とも読めそうだなと…どちらでしょうか?
多分後者かなと思いつつ…添削句としてみました。いかがでしょうか。
点数: 1
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作者 負乗 投稿日
回答者 秋沙美 洋
負乗さん、こんにちは。
初読で、「墨をする人あいだに匂へ山桜」と読んでいました。が、「墨をするひとまに匂へ山桜」とも読めそうだなと…どちらでしょうか?
多分後者かなと思いつつ…添削句としてみました。いかがでしょうか。
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回答者 イサク
こんばんは。
思い入れは置いておいて、句だけを拝見させていただきます。
どうしても「山桜の匂ひ」の対比対象として「墨の香」を意識せざるを得ないのですが、その香りがどこにもないように感じます。
また、「山桜の匂ひ」も命令形のため、まだ匂っていないということになり、せっかくの嗅覚成分はどこへ・・・?となっているように感じました。
さらに言えば、墨を磨る目的も想像できるといいですよね・・・普通は「書」なのですが、対象の「山桜」が前面に出てきているため「水墨画」を描こうとしているとも取れて、私としては実景が曖昧なままでした。
点数: 1
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本居宣長の、
「敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」
を想っての句です。