俳句添削道場(投句と批評)

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薮垣に夕映えのきて鷦鷯

作者 久田しげき  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

よくよく見ればみそさざい。

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「薮垣に夕映えのきて鷦鷯」の批評

回答者 秋沙美 洋

久田さん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。

んーちょっとこれは、「夕映えの薮垣」に句の比重が傾いており、季語であるはずの鷦鷯が蔑ろになっている感じがしました。
「のきて」が非常に気になります……。
この句は鷦鷯の前に助詞を一つ挟むだけで、鷦鷯の様子を描写出来ると思います。

夕映えに染む薮垣へ鷦鷯……鷦鷯が今、薮垣「へ」やってきた。

夕映えに染む薮垣を鷦鷯……鷦鷯が、薮垣「を」ちょこちょこ動いている。

こんな感じのニュアンスになると思いますが、どうでしょうか。
実際に久田さんが見た鷦鷯の動きに一番近い助詞はどれか分かりませんが、僕は「へ」と助詞を置いた方が、鷦鷯の動きが明確になる感じがして好きです。

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「薮垣に夕映えのきて鷦鷯」の批評

回答者 そうり

句の評価:
★★★★★

久田しげき様
三十三才がいたということは、どのような「薮垣」か想像を、映像が膨らみますね。「佳句」と存じます。中七の「のきて」がもったいない気がしますが、、。お嫌いでしょうが比喩で、「夕映え羽織る」とかどうでしょうか?

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添削対象の句『薮垣に夕映えのきて鷦鷯』 作者: 久田しげき
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