杉の粉や大杉も散り鼻すする
作者 金目鯛の煮付け 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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「杉の粉や大杉も散り鼻すする」の批評
回答者 ハオニー
ダブルミーニングの句は、成功するとものすごく達成感があるのですよね
失敗すると、俳句が分散して言いたいことが何一つ伝わらない最悪の結末も有り得ます
杉花粉→鼻すする
大杉漣氏の急逝→鼻すする
私はダブルミーニングには気がつきましたが、「大杉って何だ?」となって大きな杉の木をイメージしてしまうと、「大杉の木屑が散ったのか?」と訳が分からないことになります
俳句で人名を使う句は難易度が高く成立しづらいので、なかなかこれを苗字だとは思えないものです
気がついた私も、大杉漣氏を詠んでおいて「鼻すする」では軽すぎるとは思います
追悼の句は「悲しい」とか「寂しい」とか書かずに、その方の在りし日の凛々しさを詠むのが最善です
私なりの句はもう少ししてから...
点数: 2
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2つの意味を句に込めてみました。1つは、出かけた先で飛び始めた杉の花粉で鼻をすする。そしてもう1つは大杉漣さんが亡くなられて、悲しさから鼻をすする。そんな最近の「杉」にまつわる私を句にしてみました。