曇天の水面や富士の雪解音
回答者 南風の記憶
春峯旬草様、よろしくお願い致します。
俳句の基本として「季語を主役に立てる」ということがあります。雪解けが「見えず」としてしまうと、季語を画面から引っ込めてしまい、主役に立てることができません。
また「見えず」は説明の言葉で、俳句では説明を嫌うと言われています。
そう難しいことではありません。句意コメントに「悪天候」とあるので、これをほぼそのまま使えばよいのです。もっと具体的に”曇天”はいかがでしょう。
例)曇天の水面や富士の雪解音
こうすれば、曇天できっと水面の富士は見えないに違いない。しかし雪解音だけはかすかに響いているという映像になります。
点数: 1
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天候悪く、富士は見えずとも、富士の雪解けを思う夏らしさ、暑さだったり雲の形だったり、がある。
また、天候悪く水面に富士は映らずとも、雲間から見える富士の山肌の黒さの雄々しさよ、と感嘆している
俳句に不慣れで何が合っていて間違っているのかわからない者です。御指導頂けると励みになります。