俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

鰭酒を呷る戦禍の将士かな

作者 ハオニー  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

鰭酒は冬の季語ですが、立春を過ぎてからやり残したと思ったため投句します

下戸だけど飲みました
鰭酒は風味に癖のある酒だと私は感じました
なぜ風味に癖があるのかというと、どうやら鰭酒は安い酒に風味を移して、美味しく飲むための方法だったようです(諸説あり)

その独特の風味を、第二次世界大戦中の日本兵が「戦争に勝てるはずない」と心のどこかで理解しつつも、酒を呷り自らを奮い立たせる様子に見立てて一句にしました

曾祖父が満州へ出兵した話を祖父から聞いたことを、祖父の誕生日に思い出したハオニーの苦い一句です
感想・ご意見などお待ちしております

最新の添削

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「鰭酒を呷る戦禍の将士かな」の批評

回答者 腹井壮

いつも御意見・添削を有り難うございます。学生時代は海藻をアルコールに浸していた腹井壮です。テトロドトキシンの研究をされていた先生もいらっしゃいましたが別の研究室でした。

先人の鰭酒の句というのはやはり大人の特別な飲み物やなんとも言えない味わい深さを表現している作品が多いようです。逆に作者が実際に飲んだ結果自分の口に合わなかった。それでは鰭酒を他の人が飲んだ時「苦い酒」と感じるならばどんなシュチュエーションなのかまで発想を飛ばしたのがこの句なのでしょう。当然オリジナリティが高まります。勉強になりますね。

原句から想像したのは戦友である将士達つまり階級に関係なく戦地からの元帰還兵が河豚屋に集まっているシーンです。戦禍という位ですから傷痍軍人になった者やようやく日本に帰ってみれば空襲や原爆で家や家族を失った人もいるという事でしょう。そんな人達が戦争で亡くなった戦友や家族を思い出し鰭酒を味わう事を出来ず一気に飲み干してしまった。
ハオニーさんが意図するところもこんな感じでしたら添削の必要はないのですが自分なら

鰭酒を呷る傷痍の士官かな

として鰭酒を飲み干す人間に生々しく迫りたいと思います。もしかしたらこういうのは俳句と川柳の二刀流の発想なのであまり参考にならないかもしれません。

点数: 1

添削のお礼として、腹井壮さんの俳句の感想を書いてください >>

「鰭酒を呷る戦禍の将士かな」の批評

回答者 白井百合子

ハオニーさんこんにちは。
コメント、添削をありがとうございます。
鰭酒の句とても難しい句なので漢字を調べ意味を調べ読んでみました。
なんて寂しくて悲しい句なのだろうかと思いました。
将校と兵士がいっしょに酒をあおる。
負けて仲間になったのでしょうね。
戦争は絶対してはいけません❗

点数: 1

添削のお礼として、白井百合子さんの俳句の感想を書いてください >>

鰭酒を呷る戦禍の将士かな

回答者 三日酔いの防人

ハオニー様、こんにちは。いつも的確なご添削誠にお疲れ様です。
句を拝見させて頂きました。僭越ながら数点、まず鰭酒についてです。太平洋戦争末期に果たして鰭はあったのでしょうか、少し疑問に感じました。『二級酒』なんて言葉が合うかもしれません。
また、戦禍の将士ですが、言葉が近いと思いました。戦時下の状況でしたら、酒を呷るシチュエーションを細かく描ければ良いと思いました。
一句失礼します。
燗酒を呷る大和の操舵かな
森下信衞氏について詠ってみました。

点数: 1

添削のお礼として、三日酔いの防人さんの俳句の感想を書いてください >>

「鰭酒を呷る戦禍の将士かな」の批評

回答者 かぬまっこ

今日は👋😃ハオニーさんは下戸ですか。下戸なのに俳句を詠むため鰭酒を飲まれたのですね。恐れ入ります。因みに私は下戸ではありません。居酒屋で初めて鰭酒を飲んだ時、美味しくておかわりをしました。
(=^ェ^=)💓
鰭酒と戦禍の将士の取り合わせ✨斬新かもね✨(*^^*)🎶

点数: 0

添削のお礼として、かぬまっこさんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

剝きし梨皿盛る前に頬張って

作者名 猫まんま 回答数 : 4

投稿日時:

要望:厳しくしてください

熱帯魚泳ぐ姿は踊るよう

作者名 福田 回答数 : 4

投稿日時:

新年にお土産を持つ楽しみよ

作者名 翔子 回答数 : 2

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『鰭酒を呷る戦禍の将士かな』 作者: ハオニー
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ