物を言う目の怖くなるマスクかな
作者 かこ 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
最新の添削
添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「物を言う目の怖くなるマスクかな」の批評
回答者 そうり
かこ様
こんにちわ。「菜花」の句評と添削有難うございました。添削句で「菜花」がより強く感じられました。感謝です。
*今朝も山手線内で、マスク、咳を巡って三つ巴のトラブルがあったとニュースが伝えていました。「御句」そのものです。「物を言う目」が効いてますね。「目の怖くなるマスク」今の時勢に言い得て妙です。「脱帽」!!!「目の怖くなる」の部分を
「目の奥光る」「血走る眼(まなこ)」等々入れて楽しませていただきました。
点数: 1
添削のお礼として、そうりさんの俳句の感想を書いてください >>
ものを言う目の尖りゆくマスクかな
回答者 南風の記憶
かこ。様、こんばんは。
御句を目にした瞬間、思わず「おおっ」とうならされました。もしかこ。様が、この句を引っ提げて「プレバト」に出演なさったら、ダントツで才能アリ1位を獲れる句だと思います。決してお世辞ではありません。
なぜなら、御句はマスクという季語の「なかなか気づかない一側面」を、読み手に再発見させてくれるからです。その一側面とは、マスクは「目をクローズアップする」という点です。
相手の表情を判断する時、通常は顔全体を見ます。しかし、マスクをしていると、どうしても目だけを見ることになります。したがって、マスクの相手が少し険しい目をしたら、実際よりも険しく見えてしまいます。
ですから、私は「マスクをすると相手の目を(いつもより)怖く感じてしまう」というふうに読み、”確かにそういうことある!”と膝を打ったのです。
添削の余地があるとすれば、中七の「怖くなる」でしょうか。これをもっと客観的な描写、例えば”尖りゆく”などにすると、さらに読み手は想像を掻き立てられます。
いずれにしましても、かこ。様がご自身で思っておられる以上に素晴らしい句だということは、断言できます。当季雑詠句のネット応募等に出されても、十分入選を狙える一句とお見受け致します。
点数: 1
添削のお礼として、南風の記憶さんの俳句の感想を書いてください >>
物を言う目に気を呑まれるマスクかな
回答者 たもと
こんばんは。たもとと申します。
時勢にあっている、風刺の効いた素敵な句だと思いました。
マスクによって「物を言う目」がより強調され、季語の組み込み方が自然で素晴らしいと感じます。
僭越ながら「怖くなる」の部分を添削させて頂きましたが、字余りになりすみません。
マスクで口が隠れているところに、「呑む」という字が入ってもまた面白いのではと感じました。
また、かこ。様から添削やアドバイスを頂き、大変勉強になりました。ありがとうございます。
今後も影ながら応援しております。
点数: 1
添削のお礼として、たもとさんの俳句の感想を書いてください >>
その他の添削依頼
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
感染よりも、ピリピリしてくる人間が怖い。