「しんしんと君に会いたし風邪の夜」の批評
回答者 腹井壮
あっきいさんのコメントを読み自分の文法上の解釈を申し上げたいと思います。
原句は しんしんと君に会いたし で一度切れています。そして 風邪の夜 と続きます。ですから「しんしんと」は「君に会いたし」だけに掛かっています。つまり
しんしんと会ひたき君や風邪の夜
と同じ句なのです。
但し
しんしんと君に会いたき風邪の夜
だとしたらあっきいさんの御指摘はごもっともです。やはり「発句切るべし」でした。
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私が、風邪をひいたときの実体験を一句にしてみました
自分で好きだと言い張った恋句です
風邪をひくと体だけではなく、心まで弱ってしまうものです
そんなときになぜか、好きなあの人のことを一生懸命考えてしまう私がいました
でも実際は、こんな状態の自分に会ってもかえって迷惑かけちゃうだろう、と分かってはいたのです
だから、「夢の中で会えたらいいな」と当時は思っていました
上五「しんしんと」でよかったのか?
「君に会いたし」と、一句に切れを作ったのは正しかったのか?
これは恋句なのか?
風邪をひいたときよりも悩んでいます(
恋句は陳腐になりやすいので、自分のセンスが一般的なところに収まっていないかとても心配です
一般的なところに収まっていたとしたら、少しでもありふれた発想から抜け出そうとしているのか、その姿勢がきちんとこの句に反映されているのか...
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