「黒猫の雪に足跡真白かな」の批評
回答者 平果
真っ白な雪に黒猫が残す足跡は果たして何色なのだろうか? 黒猫であるにも拘わらず、それは真っ白な足跡であったよ。このような気付きは面白いものだと思います。
しかし、上記の答に当たる部分「それは真っ白な足跡であったよ」まで述べてしまうと、他の方々が御指摘なさる通り、「雪」と「白」のイメージがダブってしまい、もったいない印象を受けます。なので、答えを省略するのも一つの手ではないでしょうか。あんまり上手く作れませんでしたが、三句。
雪明り足跡残す黒き猫
黒猫はしつかと踏めり夜の雪
黒猫の足跡の色深雪なり
また、足跡さえも省いていいのではとも思っています。雪という大きな景と黒猫という小さな対象は、それだけで句になるように感じます。
朝の雪黒猫どこに逃げ行くや
黒猫もしづかに眠る夜の雪
黒猫は雪にまろびて楽しさう
逆に、足跡を活かして黒猫を省いたらどうでしょうか。
足跡の主訪ねて雪明り
これは、猫と雪の衝突も無くなるし、類想句もたくさんありそうだし、イマイチですね。
僅かでも御参考になれば幸甚です。
点数: 1
添削のお礼として、平果さんの俳句の感想を書いてください >>
おはようございます。
心機一転、おくらです!
自他共に、甚大なダメージを負うた私の〈ホラー俳句〉製作ですが、拙句「永遠の月」から試行錯誤してきた、写実に詩的想像をどこまで織り混ぜていいのか、その塩梅はなんとなく掴めて来た気がします。
今回の句は、その試験的作品ですね💦
ご指導・ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。