「ピリ辛や大根の葉の一夜漬」の批評
回答者 菊花
私の拙句がヒントになって嬉しいです。
ありがとうございます。俳句って、奥が深いんですね…改めて。勉強になりました。
間引き菜の句、おもしろいと思いました。
◆間引き菜の茶漬けで済ます朝帰り
千日草様の句をヒントにしてみました。
点数: 1
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作者 04422 投稿日
回答者 菊花
私の拙句がヒントになって嬉しいです。
ありがとうございます。俳句って、奥が深いんですね…改めて。勉強になりました。
間引き菜の句、おもしろいと思いました。
◆間引き菜の茶漬けで済ます朝帰り
千日草様の句をヒントにしてみました。
点数: 1
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回答者 丼上秋葵
こんにちは!おくらと申します。
恐縮ながら、感想を述べさせていただきます。
「おでん」の句と合わせて抱いた印象ですが、千日草様は季語を素直に説明してしまう傾向があると思います。
「大根葉の一夜漬」が「ピリ辛だから」もしくは「ピリ辛だけど」美味しいという気持ちは率直に伝わってくるのですが、ふむふむ、それで? と読み手が後にふくらませる想像の余地が無いのはもったいないと思います。
千日草様は「大根葉の一夜漬」が「辛くて美味」なものだとお思いになっているので、「大根」という季語、および「大根葉の一夜漬」という言葉そのものが持っている「ちょっと辛い」というイメージをもう少し信頼されて作句されてみてはいかがでしょうか?
それを踏まえて
大根葉義母に教はる一夜漬
と直す、というより提案してみたのですが、いかがでしょうか?
読み手(詠み手)の義母との関係性にもよりますが、ピリピリしてるけど、漬物を教えて下さる程度には大事に思ってもらえてありがたいという気持ちとピリ辛だけど美味しいという気持ちを「大根(葉)」という季語に託してほのめかしています。
これが例えば、
菜の花や義母に教はる一夜漬
と、春の季語「菜の花」を用いるとまた違った印象の句になりますね。これが季語の持つ力です。
少しでもご参考になれば、幸いです。
点数: 2
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回答者 菊花
こんばんわ☺️
不器用…とてもしっくりきました❤️ありがとうございました。
大根葉というより、大根の間引き菜という感じでしょうか。大根葉にかわいい大根の実が付いていて、それがピリッと辛い。間引き菜は野菜を育てる人の特権のような物。それを一夜漬けでいただくのは、ご褒美のようなものですよね。(大根育てております)私にとってはとても親近感のわく句です。
点数: 2
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回答者 丼上秋葵
こんばんは!おくらと申します。
拙句「名月」の句に対するコメントのお礼と「大根葉」の質問にお答えにまいりました。
ご指摘の通り、「大根葉」は季語ではありません。あくまでも季語は「大根」です。
申し訳ございません…orz
まず、謝らなければいけないのは、私が「大根葉」は辛いものだと思い込んでいたという過ちです。私の祖母が作ってくれていた「大根葉の漬け物」もやはり辛かったので、そういうものだと誤解していました。故に、前述のような感想になってしまった訳です。
「大根葉の一夜漬」が「ピリ辛」であるとは限らない以上、千日草様の句意を尊重するのであれば、「名月」の拙句に直していただいた訂正句の形がベストだと思います。季語を主役に据え置いて、「大根」葉で締めた方が体裁としては引き締まると思います。
私が作句の時、特に気をつけているのは
・句を読んで視覚的な情景が浮かび上がること
・主役の季語を説明せず、季語のイメージに思いを託すこと
上記の二点です。
節句「名月」の句ですが、作句の背景としては、いつものようにぼーっとスマホを見ながら歩いていたのに、不意に空を見上げたらあまりにも〈月がきれいだったので〉そのまま見とれてしまった、という体験が下地にあります。
うつくしやスマホしまひて見上ぐ月
と詠んでしまうと、季語である「月」自体もともと〈うつくし〉いイメージを持った言葉なので、「カレーは辛いなぁ」的な安直な印象を与えてしまいます。そこで、「名月」という季語に〈なんてうつくしいんだ〉という気持ちを託して、その結果、どういう視覚的情景が生まれたかを詠んだわけです。
ただ、久田様のご指摘の通り、オチが分かりやすすぎて、それはそれで安っぽくなってしまったのですが💦
「大根葉の一夜漬がピリ辛」という、ややもすると説明句に読めてしまうのが、悠様の「只事」と評する所以だと思います。
少しでもご参考になれば、幸いです。
点数: 1
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
何とも言えない美味です。