「秋風や列車漂う紅葉かな」の批評
回答者 みつかづ
こころさん。初めまして、こんばんは。貴句、拝読いたしました。
私めは、季重なりよりも「列車漂う」の措辞。これが怖かったです。
「漂う」という動詞は「ゆらゆら動いている。落ち着かない。不安定である」という
意味を持つ単語なんですよね。
つまり、「作者が乗っている列車は脱線してしまうのか? と季重なりよりも
作者の身の安全が心配になります。
「秋風」と「紅葉」の様な季重なりは、俳句にある程度なれてからなさる方が
技術的な上達ステップとしては良いのですが、2句目にして添削で外すのは
野暮ですから、両方残しましょうかね。季語の重ね方さえ間違えなければ、
季重なりは問題とはなりませんので。
(ただ、間投助詞「や」と終助詞「かな」のダブル詠嘆は位相が同じなのでマズい)
私めからの添削提案は以下です。2案。
A:秋風を行く列車の野紅葉かな(やや強めの秋風のイメージ)
B:秋風に行く列車の野紅葉かな(穏やかな秋風のイメージ)
これで「漂う」問題と、「や+かな」問題は解決。
句の文脈より、主季語は「紅葉である」と読者に伝わるでしょう。
私めからのアドバイス。
このままでは作者コメントが短過ぎて、
「作者が何故、何にどの様に感動なさったのか?」がコメント陣には精査できず、
添削のし様がありません。何故なら、作者コメントは添削の際の
一次資料になるからです。作者コメントと句の字面を比較・検討して、結果、
「言葉が足りていなければ「添」え、言葉が多過ぎれば「削」ぎ、作者が句で元句で
伝えたかった内容に句の字面を寄せて良さを引き立てるのが「添削」」だからです。
ですので、作者コメントは詳細に書くと良いと私めは思います。
少なくとも5W1Hが読者に分かる様に言語化してお書きになる。
これができなければ、句も構造化して言語化できませんから。
以上でございます。お目通しいただき、感謝いたします。
点数: 1
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秋の列車をイメージして詠んだ句です