「降らずなる春雪や野は白きなり」の批評
回答者 凡
みつかづさんこんばんは。凡です。
「淡雪の」への御鑑賞 御提案ありがとう御座いました。
少々長文になり、あまり俳句には関係無いコメントまで、しっかりお読みいただいた上でのご教示本当にありがとう御座います。
いつも懇切丁寧なご説明で、恐れ入ります。私が書いたコメント内の情報を、見事に生かしていただき、嬉しかったです。特に、「合掌に組む石の墓」は、あぁ、こういう表現も有るんだ、と改めて思いました。
ただ、合掌、五百、2.5km四方、石組み等の情報が全く無い場合でも読者はそれを読み取ってくれるのかなぁ?…とちょっと思いました。
御句「降らずなる」
一瞬、降らずなる の意味が分からず、句意を拝読し分かりました。
天気予報では、降らないと言っていたのに、今雪が降っている、周りの景色は真っ白だ、とても寒いよ。
だと思いますが、ご説明にあった、「昼下がり」は初学の私にはどうしても読み取れませんでした。ご教示いただければ幸いです。
いつもの様に、感想だけで失礼致しますが、ご容赦下さい。
またよろしくお願い致します。
点数: 1


古語での中七季語の練習句でございます。遊び心も入れてみました。
句意:降らないらしいと聞いているのに春の雪が(今)降っている事よ。
辺りの野は白いのである(何とも寒い昼下がりだなあ)
品詞分解
上五:ラ行四段活用の自動詞「降る」の未然形「降ら」+打消の助動詞「ず」の
終止形+伝聞・聴覚推定の助動詞「なり」の連体形「なる」(終止形接続)
下五:ク活用の形容詞「白し」の連体形「白き」+断定・所在の助動詞「なり」の
終止形(連体形接続)
※この「なり」2種類の使い分けは、土佐日記の序文と同じでございます。
季語「春雪」が「降らないという伝聞」と「白いという実景」を接続し、
句全体の意味運動を支配しており、句の論理を駆動しております。
驚きの発生源であり、中七に位置していますが「媒介項」として機能させる配置に
より、季語「春雪」(三冬・天文)は句の主役に立っているのではないかと、
聞いた事と実景になった出来事との違いによる私めの驚きが読者に伝わると
私めは考えましたが、如何でしょうか?