俳句添削道場(投句と批評)

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雷鳴を宙で蓄えたるトマト

作者 朝野光  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

トマトで一句

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「雷鳴を宙で蓄えたるトマト」の批評

回答者 なおじい

こんにちは。朝野光様、いつもお世話になってます。

御句、またすごい迫力のある措辞をトマトの句に持ってこられましたね。確かにトマトは生命力を感じる野菜です。それは多分、中に果肉が隙間なく詰まっていて、ずっしりと重量感があり、齧れば果汁がほとばしり出る。そんなところからでしょうかね。

しかし、このことと「雷鳴を宙で蓄える」とは、どのように結びつくのでしょうか?例えば、空の非常に高いところでできる果実や野菜であれば、なんとなくイメージがわかないでもないですが、トマトは一般的にハウスで雨にも濡れないし、丈もそれほど高くないですよね?
まさか、トマトの原産地がアンデスの高地だからとか?でもそうだとしても、ペルーで雷鳴を宙で蓄えたのかな?

その辺がよくわかりませんでした。

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★★★★★

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「雷鳴を宙で蓄えたるトマト」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

トマトをどのように表すかで、雷鳴を蓄えているという表現はなかなか面白いですね。宙で蓄えてきた雷鳴ということなので、今は雷が鳴っているわけではないというところに主たるトマトの季語を立てようというが出ているように思います。トマトを齧った瞬間の始めるような躍動感でしょうか。

気になったのは、「宙で蓄える」というのがどういう状態なのかということです。これは「ちゅう」とよむのか、「そら」とよむのか。これは、茎にぶらさがって成っていたとき雷鳴を蓄えたトマトということでしょうか?それとも雲の上で雷鳴を蓄えてきたトマトが今まな板の上にある、という比喩的なことでしょうか?
雨水を蓄えるトマトならわかるんですが、雷鳴を蓄えるとなると、この「宙」がどこを指すのかで、少し想像につっかえるところがありました。それなら「宙で」が必要なのか?他の三音がある方がいいのか?などと悩みました。

雷鳴を蓄へしトマトを齧る

いずれにしても、雷鳴を蓄えたトマト、という表現が、パワーあふれるトマトを表しているようで、興味深く読ませていただきました(*'▽')

点数: 1

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添削対象の句『雷鳴を宙で蓄えたるトマト』 作者: 朝野光
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