「冬列車遠くに聞こゆ波一つ」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
コメントによると句意は「波が聞こえた」なのですね。
まだ出てなさそうな点をひとつ。
◆「聞こゆ」は終止形。
「波一つ」にかかってません。
コメントの句意どおりだとすれば上五で切れており
「冬列車/遠くに聞こゆ/波一つ」
三段切れになっています。
無理やり好意的に三段切れではないと仮定すると、上五と中七の間に助詞が省略されている、という鑑賞ができて、
「冬列車(が)遠くに聞こゆ/波一つ」
となり、
「列車の音が遠くに聞こえる/波がひとつ見える」
などというような句意になります
とはいえ、これは偶然の句意。
練習する身としては、作者の意図通りの景が出ないと・・ですね。
連体形は「聞こゆる」。
「冬列車」をそのまま使うとすれば
・冬列車遠く聞こゆる波一つ
なのですが、季語として「冬列車」がベストかどうか、というのは他の方からも出ています。
◆下五「波一つ」も、少し違和感は残ります。
「一つ」を強調する必要性、です。
「ひとつ」というのは初心者が三音を埋めるために使いがちなことば(似たような三音で他に「少し」など)なのですが、雰囲気だけで使っていないかどうか、注意が必要だと思います。
「一つ」という数詞に、結構な意味が出てきますので・・
「聞こゆる」「一つ」を整理できれば、いろいろできそうです。
他にも、他の方から出ているところを組み合わせたりして
・波の音遠し冬夜の列車より
夜のイメージだったので、夜を足してしまいました
点数: 4
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海辺を走っていた時、波音が聞こえた気がしました。