俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

母の日や居ぬ子の影追い猫かなし

作者 西村和恵  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

里親に出された子を探して歩く母猫の様子です。

最新の添削

「母の日や居ぬ子の影追い猫かなし」の批評

回答者 慈雨

西村和恵さま、初めまして。よろしくお願いいたします。

「母の日」から猫に発想を飛ばすのは新鮮ですね。
寂寥感のある、佳い句だと思いました。

気になったのは「居ぬ子」。
私はコメントを読む前は、人間の子どもかと思いました。
何かの事情(亡くなった、引っ越したなど)で居なくなった子ども(人間)。飼い猫がその子を探して家の中をウロウロしている。母親である自分も、子どものいなくなった母の日を切ない気持ちで迎えたーーといった句かと。
ここは猫のことだとわかるようにしたいです。いくつか方法はありますが、たとえば「仔」とすれば動物だとわかりますよね。

あとは「かなし」。
お気持ちはわかりますが、俳句は17音という短い詩なので、感情まで盛り込むのは無理があります。嬉しいとか悲しいといった感情は書かず、淡々と光景を詠んだ方が成功しやすいです。
作者の気持ちは読者が想像してくれます。「かなしい」と言われるより、「いなくなった子を探す猫を、作者はどんな気持ちで見ているんだろう」と想像してもらった方が深みが出る気がしませんか?

・〇〇〇〇や母猫は仔を探しをり
最初の4音は季語が入ります。「母の日」よりも適切な季語があるように思うので、空けておきました。いろいろ試してみてください!
(「をり」は「~し続けている」という意味の助動詞です)

長文失礼しました。
またよろしくお願いいたします。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

冬北斗盆地に闇をあふれしむ

作者名 辻 基倫子 回答数 : 4

投稿日時:

自動ドア閉まらぬマック年の暮

作者名 竜虎 回答数 : 1

投稿日時:

立ち枯れの鉢に二三の木の芽かな

作者名 なお 回答数 : 12

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『母の日や居ぬ子の影追い猫かなし』 作者: 西村和恵
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ