俳句添削道場(投句と批評)

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頬濡らす春の吹雪に群青染む

作者 HT  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

卒業というテーマで詠みました。
卒業を迎えて感情が高ぶっている心情を表現しました。

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「頬濡らす春の吹雪に群青染む」の批評

回答者 なお

HTさん、こんにちは。初めまして。俳号は阪神タイガースですね(笑)?関西の方ですか?

御句拝読しました。「群青」は合唱曲ですね?卒業の時季には心に染みるでしょうねー。私の世代では、群青といえば谷村新司さんですが(笑)。

・合唱曲群青沁みる花吹雪

本当は群青を「群青」としたいですけどね。沁みれば頬濡らすまで言わなくても、読み手は心情を察してくれますよ!

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★★★★★

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「頬濡らす春の吹雪に群青染む」の批評

回答者 イサク

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★★★★★

こんばんは。はじめまして。初心者様ですね。

残念ながら、俳句初心者様によくありがちな、非常にわかりにくい俳句になってしまっています。

◆「春」「吹雪」と季語がふたつ入っていますので、おかしなことになっています。
 これはもしかして桜が風で舞い散る様子の「桜吹雪」のことでしょうか?
 もしそうでしたら、「花吹雪」「桜吹雪」という季語を使った方がよいと思います。

◆上五「頬濡らす」下五「群青染む」の意味が、よくわかりません。
 日本語としてはわかりますが、「なんで頬が濡れたの?」「群青がなぜ、どこに染みたの?」という疑問が出たままになります。
 比喩が多すぎて意味がわからない、というのは初心者様によくあるあるあるです。

以下推測ですが、
おそらく「頬濡らす」は「涙」を遠回しに言っているのだと思いますが、中七に「吹雪」という単語があるせいで「雪が解けたのかなあ?」という想像も払拭できず。
「群青染む」の方は全くわかりません。コメントを読んで「学生服に何かが染みているのかなあ・・・?」という推測をした上で、
上五「頬濡らす」から「涙が染みる」と言いたいのか?、あるいは中七「吹雪」があるので「雪が解けて滲みこむ」と言いたいのか?それとも「吹雪そのものが染みこむ」と言いたいのか?など、読者が勝手に想像はできますが、推測の域を出ません。

俳句は十七音と短い中で、季語の力を借りて、読者の頭の中に風景を想像させて感動させる「詩」です。十七音しかないので、遠回しに言うのは全て意味がわからなくなり「正解の出ない連想ゲーム」になりがちです。

まずは、季語と、事実の映像を組み立てて、十七音を作って見ることをお勧めします。
上記の推測をすべて正解だとみなした上で、提案の句を置きます。

・制服に染みる涙や花吹雪

こんな感じになります。
もし句の意味が違っていたら、その意味を教えていただければ・・・

点数: 1

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「頬濡らす春の吹雪に群青染む」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

HT様、はじめまして。よろしくお願いいたします。
卒業には色々な感情が押し寄せてきますよね。
イサク様と被る部分も多いですが、コメントさせてください。やや辛口になりますが、ご容赦くださいm(__)m

俳句を作られたら、まず文字通りに「直訳」してみて、意味が通じるか確認するといいと思います。
この句を直訳すると「春の吹雪が私の頬を濡らしている。その吹雪に群青が染みている」ですね。
この文章を見て「あー卒業の気持ちが高ぶった様子を言っているんだな」と考えるのは無理ではないでしょうか?卒業を連想する言葉がないですし。
それどころか「吹雪なのに頬が濡れるとか悠長すぎない?」「群青が染みるってどういうこと?」「吹雪は本物の吹雪なの?比喩なの?」と色々突っ込まれそうです。

「情報量が多すぎる」「どれが比喩でどれが実際の映像なのかわからない」ところを直せれば。
俳句での比喩はけっこう難しいテクニックなので、比喩よりも「季語(5音)+実際の映像(12音)」で詠むといいと思います(イサク様の提案句のようなイメージです)。
ぜひあらためて推敲してみてください!

点数: 1

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「頬濡らす春の吹雪に群青染む」の批評

回答者 独楽爺

句の評価:
★★★★★

はじめまして。

上五中七下五のそれぞれが主張しあっています。いわゆる盛り込み過ぎという問題があります。

俳句は主題(多くは季語)と副題または一つ主題を中心に詠むのがほとんどです。

群青染む特に染むの動詞ではなく、吹雪を修飾する形容詞にするのが良いと思います。そうするとことで後半の主題は吹雪というように焦点が定まるのではと思います。

端的に動詞は一つまでを原則にされるのも、一つのやり方かと思います。

"頬濡らす春の吹雪に群青色

よろしく。

点数: 0

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