「菜種梅雨窓辺の猫はまどろみぬ」の批評
回答者 なお
博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。お詠み直しとのこと、勉強熱心でいらっしゃいますね。
好き嫌いということで言わせていただきますと、私もあらちゃんさんと同じく、前の句が好きです。
前の句には、めいさんがとても素直なご感想を置いていらっしゃるので、もうそれでいいなぁと思い、私はコメントしませんでした。
前の句との違いをいくつか。
前の句は春雨、今回は菜種梅雨。春雨は優しく静かな風情、菜種梅雨は、これから春本番、いや、夏に向かうと言っても、梅雨というくらいで、若干の鬱陶しさを感じます。それが狙いならいいですが、私は猫のまどろみとのつながりから、春雨を推します。
また、出窓と窓辺。出窓は、少し高い位置ですね。そんなところに寝ているなんて、いかにも猫。対して、窓辺は普通で、極端に言えばヒトも寝る。
さらに、助詞の「猫の」と「猫は」。どちらかというと前者が好みです。後者ですと、窓辺の猫はまどろんでいるが、他の猫はそうではない、的に読めてしまいます。
色々とうるさくすみません。好き嫌いの問題です。よろしくお願いします。
点数: 1
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