「春雨やサとバスタブに降り注ぐ」の批評
ふみたろうすけ様、はじめまして。よろしくお願いいたします。
作句のコメントを丁寧に書いてくださって助かります!お風呂の湯気は何とも言えない気持ちよさがありますよね☆
初心者の方でしょうか?五七五の基本形で季語
ひとつ、しっかりとした俳句
の形になっていると思います!
その上で、いくつか気になった点をコメントさせてください。
〇バスタブに何が降り注いだのでしょうか?
句からは「春雨」以外になさそうですが、だとするとこのバスタブは屋外に置いてあるということ?ここがわからず、イメージが掴みきれませんでした。
ここが一番引っかかった点です。
〇コメントに句意を書いてくださったのですが、要約すると「お風呂場のあたたかさが春と似ている」ということになりますか?だとすると、うーん、ちょっと強引な感じがするかもです。
あと、もし実際には春雨は降っていない(春雨は比喩)のだとしたら、季語としての力が弱くなるので要注意です。
〇気にされている擬音語「サ」ですが、この擬音語ですと何か一瞬の出来事のように感じます。「降り注ぐ」とは合わないような。
また、少し突っ込んだ話になりますが、「春雨」というのは単に春に降る雨ということではなく、弱い雨が長時間降り続くというイメージの季語なんですね。やはり「降り注ぐ」とはちょっとズレがある感じです。
コメントに書いてくださった通りに、
・春雨や浴槽の湯気モワモワと
などとしてはいかがでしょうか。
湯船につかりながら、外の雨を見ている(or‘音を聞いている)ようなシーンが浮かぶかなと。
またぜひ句を詠まれたら投稿してください!
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春雨の降る暖かい季節と、バスタブに浸かりながら上を見たときに水蒸気でモワモワになっている感じが近いと感じ取り合わせてみましたが、擬音がうまくいっていなかったり、そもそもこういうことがうまく伝わるのか疑問です。ご意見いただけたら大変嬉しいです!