「春っぽい駅でわたしも春っぽい」の批評
回答者 東野宗孝
慈雨様
詳しく指摘頂きありがとうございます。
1.中七「静まぬ羽音」というのは「羽音が静かにならない(うるさい)」という意味ですか?
→参考に読んだ句をあげるのを忘れていて、失礼しました。
以下の句を読んでいて、浮かんだ句でしたので、その両者を足して割った様になってしまいました。
・水鳥や岸辺の家の今日も暮れ:高浜虚子
・水鳥の夜半の羽音も静まりぬ /高浜虚子
2.浮寝鳥は、羽音はしない
→「羽音も静まりぬ」とあるので、羽音がしているのかと思いました。
4.下五「今日も暮れ」も、ちょっと何を言いたくて置いた措辞なのかわからずでした。
→1日中、羽音がしていた、そんな日も暮れたという気持ちでした。
5.羽音が静かにならないまま一日終わってしまったということ?
→そうでした。
言われてみれば、寝ている浮寝鳥ですから、羽音がしないのでした。
もう少し、季語の意味を理解してから詠まなくてはと、思った次第です。
沢山の指摘をして頂きありがとうございました。
17音なのに、こんなにも色んな事が凝縮されている世界だと改めて思いました。
実に奥が深くて、まだ入り口に立っている感じです。
ありがとうございました。
点数: 1
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前句「子守唄」には沢山のコメントをありがとうございました!今回は力を抜いた句です。
「春っぽい」という某所の受賞句で使われていた表現を使ってみたくて。ただやっぱり二番煎じ感がすごいですね(汗)。素直に「春めく」等の季語を使った方がいいかな。。
一応、「抽象的な言葉だけど何となく映像が浮かぶ句」をめざしました。どうでしょうか。
諸々、ご指摘くださいm(__)m