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山肌の柿色が告ぐ衣替え

作者 宗藤 茶久  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

夏から秋へ。山の木々も紅葉に変わり「そろそろ衣替えかな」と山の色を見て思った時の句

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「山肌の柿色が告ぐ衣替え」の批評

回答者 イサク

おはようございます。はじめまして。
初心者さんとお見受けします。

明確な季語が入っていない、あるいは季節を間違えている句になっています。

◆「更衣」(ころもがえ)は初夏の季語で、意味は「旧暦4月頃、冬から春に着用していた衣を夏物に替えること」です。
 「山肌の柿色」で「紅葉・枯葉」のことを比喩しているようですが、こちらも比喩だけになっていますので季語になりきれず。
 「柿色」は色の名前のことだと思いますので、こちらも季語「柿」とは異なります。
 すべて季節感はありますが季語とは言い切れず。

 「後の更衣」(のちのころもがえ)で「旧暦9月~10月頃、夏衣から秋、冬物に着替えること」という晩秋の季語になりますので、句意をそのままにして季語だけ入れるならこれでしょうか。
 「後の」の三音を入れるために、どこかを省略します。「山肌」はどうしても「植物が生えていない山」のイメージがつくこともありますので、「肌」を外してみます。

・柿色の山告ぐ後の更衣
ちょっと窮屈ですね。「柿色」を推敲して、他にやりようがありそうです。

あるいは、「紅葉」をはっきり入れて、「衣替え」をあきらめるか。
この場合「紅葉山」という季語なら五音で済むので、他にいろいろやれることが増えます。増えすぎて改作になりますがひとつ入れておきます。

・二人して服替えてゆく紅葉山

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★★★★★

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添削対象の句『山肌の柿色が告ぐ衣替え』 作者: 宗藤 茶久
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