炎昼に網持ち走るけもの道
作者 せんかぶ 投稿日
要望:厳しくしてください
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「炎昼に網持ち走るけもの道」の批評
回答者 慈雨
せんかぶ様、はじめまして。よろしくお願いします。
初心者とのことですが、五七五の定型+季語一つ、という基本の型もできており立派な一句ができていますね!
けもの道という位ですから、かなり野生に近い山の中ですね。逞しい少年の姿が浮かんでくる、生命力を感じる句だと思いました。
決して悪い句ではないですが、更に良くするという意味でコメントさせてください。
◯季語「炎昼」を使われていますが、「虫捕り網を持ってけもの道を走る」と言われたらほとんどの人が暑い夏の昼を想像すると思います。
そういう意味で、「季語が無くても成立してしまう」句だと思いました。季語は俳句の主役ですので、もう少し存在感を出したいところです。
◯「網」だけで虫捕り網だとわかるかどうか…「けもの道」とも相まって、何か動物を捕獲するようなシーンとも読めてしまいそうです。
以上のことから、季語を「炎昼」ではなく「捕虫網」にしてみてはどうでしょうか。
たとえばですが、
・捕虫網手に走り入る獣道
あるいはちょっと緊張した感じを出して、
・捕虫網強く握りて獣道
とか、どうでしょうか。
他の方からもっと良い提案句があるかと思いますので、私はこの辺で…。
またよろしくお願いします!
点数: 1
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「炎昼に網持ち走るけもの道」の批評
回答者 頓
せんかぶ様、お早うございます!初めまして、頓と申します。
先に、慈雨様もコメントされてることと重複致しますが、網を持って走るけもの道、という措辞では、虫取り少年のイメージとは掛け離れて誤読される可能性があるように思います。
問題は、「けもの道」にあると思います。確かにそうなのでしょうが、ここは「山の道」或いは「森の道」等にされては如何でしょうか?
また、季語ですが、炎昼に問題がある訳ではありませんが、炎天(下)、日の盛り等、もう少し日常的な同趣旨の季語をお考えになられては如何でしょうか?
◎ 炎天下網持ち巡る山の道(森の道)
駄句ですが、参考までに…。
失礼致しましたm(_ _)m。
点数: 0
「炎昼に網持ち走るけもの道」の批評
回答者 あらちゃん
せんかぶ様こんにちは。
網だけですと虫取りと読まれる確率は低いと思われます。
私も詠んでみました。
捕虫網持って走るや獣道
よろしくお願いいたします。
点数: 0
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「炎昼に網持ち走るけもの道」の批評
回答者 なお
せんかぶさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。初心者さんとおっしゃいますが、ここはみんな初心者です。その中でも、ある程度経験を積んだ人が、自分が教えてもらったことを伝えていく、そんなところです。お気軽にご参加ください。
慈雨さんがおっしゃるように、形は出来ていると思いますので、あとは、作者の伝えたいことが伝わるかどうかですね。色々に解釈してもらうのも俳句の楽しみですが、やはり、思った通りに伝わると嬉しいものです。
その点で、御句、私はご自身のコメントを読むまでは、猟師さんとかのことを詠んだものと思いました。「炎昼にもかかわらず、網を持ってけもの道を走る」となっていたので。ちょうど今日の朝刊で、秋田のスーパーにクマが立てこもっているとかの記事を読んだからかもしれません(笑)。虫取り少年のイメージはわきませんでした。ごめんなさい。
皆さんのおっしゃるように、季語を「捕虫網」にすれば一気に解決です。夜や雨の日に虫取り網を持って走ることはないから天候や時間帯もこれでわかりますし、年齢層も推測できます。季語の力です。
他の方々の捕虫網の提案句をご参考になさってください。
よろしくお願いします。
点数: 0
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その他の添削依頼
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真夏の暑い日に少年が虫取り網を持って山の中をカブトムシやらの昆虫を探してひとりでかけまわる様子を俳句にしました
俳句初心者ですが皆さんの思うままに添削して頂けると嬉しいです!!