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秋籠り朱の窓外は風の街

作者 碧梧  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

外に出るのがめんどくさくなって、家にこもってました。秋籠りという季語はありません。「秋」が季語です。家の窓から見える、紅葉で朱色になっている外は風もかなり吹いてますし、子供たちも遊んでいるので、(もう風の子とは言わないのかな)風の街にしました。

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「秋籠り朱の窓外は風の街」の批評

回答者 慈雨

碧梧さま、こんにちは。
紅葉で朱く染まった景色。いいところにお住いなのですね~うっとりします☆

いくつか気になった点、やや辛口になりますがご容赦ください。
◯中七「朱の窓外は」、どう読みますか?
①「あかのまどそとは」…八音で字余りです(中七の字余りは最もリズムが崩れやすく、避けた方がいいと言われています)。
②「しゅのまどそとは」…ちょっと不自然な気がします。「朱の窓(しゅのまど)」って言いますかね?
③「あかのそうがいは」…①と同じく、字余りです。
④「しゅのそうがいは」…②と同じく、やや不自然な印象です。

◯「秋籠り」は造語でしょうか?
「冬籠り」という季語はありますが、「秋籠り」はちょっとよくわかりませんでした。秋に限定しているので「夏や冬は外に出ているが、秋だけ家に籠っている」ということが言外に含まれていますよね…なぜだろうという疑問が湧きました。
「秋籠り」としながら「『秋籠り』は季語ではないので『秋』を季語としています」という理屈もやや強引な感じがします。それなら「冬籠り」という季語は何のために存在するのか…と思ってしまいます。
また、「窓」で作者が屋内にいることはわかるので、「籠り」という言葉が必要かどうかですね。

◯「朱の窓」。夕焼けのことかと思ったら、紅葉でしたか。それならば紅葉とわかるようにした方がいいかと思いました。
また、窓が朱く染まるくらいなので一面が木々に囲まれた自然豊かな場所を想像しますが、そのあとに「街」という都会的な印象の言葉が続くのも微妙に違和感を覚えました。

◯「秋籠り」「朱の窓」「風の街」と情報が多く、(中七の読み方にもよりますが)いわゆる三段切れになっている感じもします。
碧梧さまが一番伝えたい感動はどこにあるのか、もう一度明確にして情報を絞ってみてはどうでしょうか。
(コメントに「子供たちも遊んでいるので…風の街にしました」とありますが、句からは子供の存在は見出せませんでした。もしここに感動の中心があるのなら描写したいですね)

・窓埋めし紅葉の中を子らの声
個人的にはもう少し情報絞りたいですが…とりあえず。
またよろしくお願いします!

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削対象の句『秋籠り朱の窓外は風の街』 作者: 碧梧
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