俳句添削道場(投句と批評)

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句誌開けて故人の一句冴えにけり

作者 辻 基倫子  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

句誌を開いて、自分の敬愛していた方が亡くなったことを知った時の衝撃と、その方の最期の一句の素晴らしい鮮やかさに心打たれたことを句にしました。通じるでしょうか。

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「句誌開けて故人の一句冴えにけり」の批評

回答者 なお

辻 基倫子さん、こんにちは。
御句拝読しました。
敬愛していた方がお亡くなりになったとのこと、お悔やみ申し上げます。
こうした句には、あまり細かいことを言わずに鑑賞したほうがいいかと思いもしますが、添削道場にご投句なさっているのですし、基倫子さんですのでコメントさせていただきます。

御句、普通に読みますと、お知り合いが亡くなっているのを知っていて句誌を開いたように読めます。しかし事実は、句誌を開いて初めて、お知り合いが亡くなったことを知ったのですね?
また、「故人」だけですと、作者が敬愛していたという気持ちが出ないかもしれません。その辺の工夫をしたいと思いました。ヒッチさんの「友」はもちろん、あらちゃんさんの「亡き人」でも親愛の情が感じられると思いました。
そこからいきますと、

・身に入むや句誌に句友の訃報あり

なんだかまるで改作ですね、申し訳ないです。
原句下五の「冴えにけり」は、冬の季語の「冴ゆ」をお使いと思いますが、俳句が素晴らしい出来の意味の「冴えている」のように取れて、冬の寒さを表す季語になるのか、ちょっと自信がないので、他の季語を斡旋してしまいました。

一方、上記提案句では、その遺作となった俳句が素晴らしかったということが感じられないと思いますので、再度提案です。

・友の遺句天に選ばれ山眠る
・秋号に秀句を残し友の逝き

どちらも無理やり感が否めませんが、少しでもお役に立てばと一生懸命考えました。ご査収ください!

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「句誌開けて故人の一句冴えにけり」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

辻様こんばんは。
いつもありがとうございます。
また御句勉強させて頂きます。
辻様はいつも、私のあまり役に立ちそうにもない感想に反応して下さり、またそれを推敲句などに反映して下さるのでとても勉強の仕甲斐があります。
そう言うことで、また好き勝手なコメントをさせて頂きます。
御句読ませて頂きました。
敬愛する句友がお亡くなりとのこと、謹んでお悔やみ申し上げます。その友の死を悼むお気持ちと友の最期の句に寄せるお気持ちを詠まれたのですね。
こう言う句は、本来添削することに馴染まない気も致しますが敢えて感想を申し上げます。
先ず、「句誌開けて」に説明感が匂います。「故人」もやや直接的なので、故人と言わずにもう少し間接的な表現の工夫が欲しいと思いました。
「一句冴えにけり」と読めるので、季語の持つ本意との違和感があります。
以上私の好き勝手な感想でした。言いたい放題で終わりにするのは申し訳ないので、
「私ならば」の句を置かせて頂きます。何か少しでも参考になりますことを念じつつ。

身に沁むや友の遺せし最期の句

行く秋に詩となり散りし句友かな

よろしくお願い致します。

点数: 2

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「句誌開けて故人の一句冴えにけり」の批評

回答者 あらちゃん

句の評価:
★★★★★

辻 基倫子様こんばんは。

「敬愛していた方が亡くなったことを知った時の衝撃」と「最期の一句の素晴らしい鮮やかさに心打たれたこと」の二つのテーマを一句で詠むことは難しいとおもいますので、簡潔に詠んでみました。

冴ゆる夜や亡き人の句をしみじみと

よろしくお願いいたします。

点数: 1

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