「菜の虫の色なき風に透き通る」の批評
回答者 こま爺
おはようございます。
材料がいいですね。
惜しいのは助詞の「の」意味合いが読む人によって「が」であったり文字どおり「の」であったりしますね。
よりコメントに添うように語順を変えると
*色の無き風菜の虫の透きとおる
点数: 0
添削のお礼として、こま爺さんの俳句の感想を書いてください >>
作者 渡邉春生 投稿日
要望:厳しくしてください
回答者 こま爺
おはようございます。
材料がいいですね。
惜しいのは助詞の「の」意味合いが読む人によって「が」であったり文字どおり「の」であったりしますね。
よりコメントに添うように語順を変えると
*色の無き風菜の虫の透きとおる
点数: 0
添削のお礼として、こま爺さんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 イサク
こんにちは。はじめまして。
「菜虫」「色なき風」どちらも秋の季語ですね。
季重なりの指摘はあると思いますが、これはある程度できている句だと思います。
季重なりを厳しくとる相手に見せる場合や、コンテスト的なところに出す場合は、季重なりを避けるために「色なき風」を季語ではない風に変えざるをえないかなあ・・とは思います。
提案句は適当ですが・・
・菜の虫の名もなき風に透きとほる
点数: 1
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 なお
渡邉春生さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。一覧にある時から気になっていたのですが、先にイサクさんが的確なコメントをなさったので、これでもう十分、と思っていました。
しかしどうしてもコメントをしたくなりましたので、出てきました。重なるところがあると思いますがご容赦ください。
菜虫は青虫のことですね?これがまた、私の手元の歳時記には載っていないのですよ。ネットでは秋の季語だと載っていましたけど。
「色なき風」は秋風の子季語として載っていますし、私も好きな季語ですので、私は御句、季語についてはこのままで考えてみますね。
それより私が関心を持ちましたのは、春生さんが、その「色なき風」が吹くと、青虫の青色が透き通った感じになるというのはどういうことだろうということでした。
いい風情には間違いない。どういうことだろう?
透き通った感じになるということは、透明人間の原理と同じだから、背景と同じ色になるということですよね?
ということは、青虫の背景、すなわち育てている野菜の、その白々とした色合いが、秋の訪れとともに青々としてくるということでは?
そのように、育てている間の青虫取りの苦労と、その後の収穫の喜びをどちらもさりげなくお詠みになった、これはかなりの秀句だと思いました。
とても勉強になりました。
点数: 0
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
冬の野菜を育てていますが、青虫が葉を食べてしまいます。その虫を取るのが日課になっています。風が吹いてくると青色も透き通った感じになります。