「明月に人虎吠ゆるや山月記」の批評
回答者 鈴蘭
こんにちは。「山月記」は前書き(コメント)に出しましょう。たしかに山月記関連の句であることは示す必要がありますが、入れ込むと字数を消費しすぎます。あとは何を詠みたいか次第になりそうですね。これは山月記の内容紹介になっていて、「山月記」だけで済んでしまいそうです。
前置きをおきたくない場合は、その作品を代表するキーワードを混ぜて句作する手もあります。「李徴」とか「袁傪」とか。あるいは、ご都合で作った例ですが、これでもぎりぎり山月記リスペクトが伝わる可能性があります。
狷介の友を月見に誘ひけり
俳句は読み手の技量もそこそこ問われる文芸なので、座の半数に伝わるくらいの表現ならよし、という考え方をどこかの書籍で見ました(かなり古いものでしたが)。しかもここは道場ですから、伝わり具合を皆が親切に教えてくれるわけです。とても貴重な場だと思いますね。
特定の作品を念頭に置いて作品を作る人たちは居り、特に短歌の世界で多いですが、やはり作品名は入れません。
https://www.pixivision.net/ja/a/7533
点数: 2
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愚生の場合、至極マニアックなのでしょうが,
明月、白い月、とくれば、もうこれは、中島敦先生の代表作の一つ「山月記」なのです。多くの方が、中学か高校当時に、国語の授業で受けた覚えがあろうかと思いますが…。
拙句、「山月記」を削除しても良さそうなものですが、内容に焦点を当てた句となると、所謂、わけわからん!になること必定!
よって、多くの方が知っていようかと思う題名を下五に持って行きました。
マァ、それがどうした?という程度の拙句です。ご指導、宜しくお願い致します。