「林檎剥く紅蓮の池に届くまで」の批評
回答者 慈雨
辻基倫子さま、はじめまして。
早速ですが、すごい句を詠まれましたね。林檎の皮の長くつながっている様子から、それが地の底まで届くという発想。
何かそこに犍陀多のように救うべき人がいるのか、あるいはそこにいるのは作者自身か、と想像も広がります。
このままいただきます!
なおじい様のコメントされているように、「紅蓮(べにはす)」は夏の季語ですが、音数からしても地獄である「紅蓮(ぐれん)」のことですよね。
誤読を避けるなら「紅蓮の池」を地獄を意味する別の措辞に置き換えてもいいと思いますが…。
・林檎剥く血汐の池に届くまで
個人的には、原句のままでも良いのではないかと思いました。
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芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の糸のように、林檎の皮がするすると降りるところを俳句にしました。