俳句添削道場(投句と批評)

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暦見て残暑過ぎてもなほ暑し

作者 東野宗孝  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

なおじいさま。「いつまでか暦をあたる残暑かな」を読ませて頂いて関心だけしていても、勉強にならないので、参考にさせて頂いて、「暦を見たら、もう残暑なのに、まだ暑い」と、詠んで見ました。

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「暦見て残暑過ぎてもなほ暑し」の批評

回答者 めい

東野さま。
いつまでも暑いですね。
暦では、立秋すぎたのに、異常な暑さ
なおじいさまがくびをかしげるとされたので、
私なりに措辞を置いてみました。
よろしくお願いします🙇

●暦みて合点のいかぬ残暑かな

句の評価:
★★★★★

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「暦見て残暑過ぎてもなほ暑し」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

東野宗孝さま、こんにちは。
前の句の詠み直し、積極的に取り組まれていますね!

ちょっと辛口になりますが、すみません。気になった点をいくつか。

◯コメントに「もう残暑なのにまだ暑い」とあるのですが、暑いから残暑と呼ぶわけなので、ちょっと「?」となりました。入力ミスでしょうか?

◯「暑し」は夏の季語です。「残暑」は秋の季語、しかも御句はその残暑が過ぎた時期で、ちぐはぐな印象を受けてしまいます。
すでに終わってしまった「残暑」が季語になるのかどうかも微妙なので、季語と句意で時季を一致させた方がいいと思います。

◯「残暑過ぎても」?
「残暑を過ぎる」というのはあまり使わない表現で、「残暑が終わった(涼しくなった)」という意味のようにも見えてしまいます。
ちなみに残暑というのは秋分の日(今年は9月22日)まで使える言葉らしいので、「9月22日を過ぎたのにまだ暑い」という句になりますか。今はまだ9月上旬ですが、22日を過ぎてもたぶん暑いだろうと予想しての一句でしょうか?

◯「残暑と呼ばれる期間を過ぎてもまだ暑い」ということを詠みたかったのでしたら、「暦見て」という情報は要らないような気がします。
ただこれを削ると結局、「いつまで経っても暑い」というだけの句になってしまうので、悩ましいです。

暦を見る、というのがこの句の肝と言うかオリジナリティだと思いますので、これを中心に句を作るのが良いかと思いました。
・幾たびも暦眺むる残暑かな
あまり上手くないですが…とりあえず「早く涼しくならないかな」と思いながら暦を見る作者の気持ちは伝わるかなと。
またよろしくお願いします!

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「暦見て残暑過ぎてもなほ暑し」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

東野宗孝さん、こんにちは。
御句拝読しました。残暑の句に取り組んでいらっしゃいますね!

しかし、慈雨さんがおっしゃるように、ちょっと意味がわかりかねますね?
残暑を過ぎても暑い?それをおっしゃるなら、「立秋を過ぎても暑い」、ではないでしょうか?でもそれが残暑ですからね。
ですから、俳句としては、「暦の上ではもう秋なのにこの暑さ(=残暑)。おかしいなぁ」ということですよね。
それなら、こんなのはいかがでしょうか。

・暦見て首をかしげる残暑かな

また聞かせてください!

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