「小魚の影泳ぎたる泉かな」の批評
回答者 慈雨
シゲ様、こんにちは。
御句、いいですね。小魚が泳いでいる、ではなく小魚の影が泳いでいる、とされたところに詩がありますね。
はっきりとは見えないけど、たしかに揺らぎながら泉を泳ぐ小魚が浮かびます。
シゲ様ですからもうわかってらっしゃるとは思いますが、一応気づいたことをコメントさせてください(間違っていたらごめんなさい)。
御句の解釈(直訳)は「小魚の影が泳いでいる泉だなぁ」。詠嘆の「かな」が句全体を包み、良い効果を発揮していると思います。
一方、前句「小魚の影泳ぎをり泉かな」の解釈は「小魚の影が泳ぎ続けている。泉だなぁ」。
中七で一旦切れてしまっているため、最後の「かな」が「泉」にしか掛からず、なんだか下五が浮いた印象になっていると思います。
長文失礼しました。直しで断然良くなっていると思いました。
点数: 1
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的確なアドバイス頂きましたので、訂正しました。文語はまだまだ得意ではありません。