「皺深き漁師へホットドリンクス」の批評
回答者 みつかづ
コメントありがとうございます。
いくつか質問させてください。
①俳句の番組で習いました
具体的な番組名、ご記憶でしたらお教えいただけませんでしょうか。
できれば放送された年月日も。
②助詞「に」は「も」と同じく散文になりやすい
それは助詞に限ったことではありません。確かになり易くはありますけど、使い方次第ではないでしょうか?
③「に」は止まり続ける持続を表す助詞と習いました
確かに助詞「に」には、その用法はあります。特に口語。
ですがその場合、「持続行為が行われる場所を示す名詞」+助詞「に」+「持続行為としての動詞」という構成になっている筈ですよ、文法上。
ですがそうなっていなければ、助詞「に」の用法は口語でも文語でも他にいくつかありますよ。
鵜呑みになさっておられませんか? 国語辞典や古語辞典で確認なさいましたか?
④かつてある句の下五を、([に]生き物の季語)と作りましたら、他の方々から、[この生き物は生きてますよね?でしたら助詞は違う]のようなコメントをもらいました
そのコメントでの指摘は、どこで、いつ、どなた達からされました?
その人達は代わりにどの様な助詞を提案されましたか?
助詞だけが間違っているなら助詞だけを替えれば解決できますので、具体的な代替案が出されている筈です。具体的な代替案を出していない人物の意見であれば、あなたが納得なさる必要なんて一切ありません。具体的な代替案と論理的な説明が出せないのに間違いだなんて言ってる人達は、実力が無いのにあなたに感情的になって口出ししているだけですから。
また、実力があって論理的思考ができる方でも、相手も人間なのですから、その人達が間違えている可能性だってありますよ。
例えば、下五が「風に蝶」という構成になっているとします。
蝶は三春の生物の季語ですよね。
考えてみてください。この蝶はどこに止まっていますか?って事になるんですよ。
何故なら直前に「風」という名詞がありますから。風は吹くものですよね。という事は、風は動いているものですよね。
もし、強い風でしたら蝶なんて体重が軽いですから、生きていようとも吹き飛ばされていますよ。つまり、蝶は動いています。
また、弱い風だったならば、風に乗って蝶が飛んでいたり舞っていたりする等と解釈する方が自然ですよね。つまり、蝶は動いています。しかも自力で。
また、その生物の季語の直前の品詞は何か、活用語であれば、活用語の何形だったのかを覚えていらっしゃいますか?
それによって助詞「に」の解釈が変わってきますよ。
例え相手が俳句の先生であろうとも、「猿も木から落ちる」んですよ。間違えたり失敗したりする事もあります。人間ですから。人そのものを疑うのは良くないですが、人がしている行為は、した行為は「本当に正しいのか?」と疑わないとダメなのですよ。
なので、ご自身で確認なさらないと。そして判断なさらないと。
では、私がいつも絶対に正しいのかと申しますと、そんな事も100%有り得ません。私も人間ですから。
貴句の場合、「皺深き漁師にホットドリンクス」と助詞だけ変えたとします。
原句であっても「ホットドリンクス」のあとにある筈の(「を」+「手渡す」)が省略されておりますよね。
という事は、品詞分解しますと以下になります。
漁師(名詞)+助詞「に」+ホットドリンクス(名詞)+助詞「を」+動詞「手渡す」
という事は、季語の名詞ホットドリンクスは、作者であるあなたの手から、親戚の漁師の方の手に場所が移ります。つまり、動きます。もしくは、今まさに動いています。
さらに、「手渡した」と過去形(又は完了)であれば、ホットドリンクスは手渡されたのです。つまり、動かされたのです。移動したのです。
一体どの様な人達なのでしょう。あなたに間違った事実を教えたのは。その人達の行為を私は許せません。その人達は日本語の何をどの様に学習し、ご自身で考え、ご理解されているのでしょうか。
大切な事ですのでもう1度書きますね。
他者から教わった事なんて絶対に鵜呑みにしてはいけません。あなたに異論を述べる者が居るならば例え相手が俳句の先生であっても、必ず出典や客観的根拠、論理的根拠を相手に喋らせましょう。そして、ご自身でも確認の上、吟味して真偽を判断なさってください。
その為の辞典、その為の歳時記ですから。
今回は以上です。
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4句目です。
句またがりをやってみました。
実景を句にしました。
地元の隣町の70を超えてる漁師の親戚が、寒い思いをしながら大量の魚を取り港へ帰ってきた時に、ホットドリンクスを差し入れした時の光景を句にしました。
助詞[へ]で漁師へ季語が渡される動きを取り入れました。
そして、漁師と季語で寒暖の対比を組み込みました。