「おでん鍋煮え立ち玉子揺られたり」の批評
回答者 こま爺
こんにちは。
無生物の擬人化という手法もあります。
”おでん煮て卵ダンスのプールかな
次は事例です。
”噴水の一本すつの自己主張/友田美子
”全力で立つ空瓶に薔薇の花/五島高資
”まくらやみ持ちあげている泉かな/中原道夫
点数: 0
添削のお礼として、こま爺さんの俳句の感想を書いてください >>
作者 岸本義仁 投稿日
回答者 こま爺
こんにちは。
無生物の擬人化という手法もあります。
”おでん煮て卵ダンスのプールかな
次は事例です。
”噴水の一本すつの自己主張/友田美子
”全力で立つ空瓶に薔薇の花/五島高資
”まくらやみ持ちあげている泉かな/中原道夫
点数: 0
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回答者 イサク
こんばんは。
「おでん鍋が煮え立ち、(煮え立ったおでんの汁で)玉子が揺られ(ました)」という散文で、「煮え立ったので汁に(玉子が)揺られた」という原因結果(因果)もかなり気になります。
たとえば、記述だけでも因果をなくしてみます。
・おでん鍋煮立ちて玉子揺れてをり
⇒「て」で軽い切れ。玉子は「揺られた」という受身表現ではなく、玉子そのものの描写で「揺れる」
ここからが作者の工夫で、たとえば「揺れる」というありがちなワードを避けてみたり、「~~して~~する」という記述を避けてみたりするわけです。
例えばオノマトペで纏めてみます。
・おでん鍋ぐつぐつ玉子ふわふわり
映像はこれでも出ると思います。「ぐつぐつ」も「ふわふわ」もありがちですが。
いろいろ工夫してみてください。
点数: 4
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おでん鍋が沸騰して煮え立ち、茹で玉子が揺れていて美味しそうだ。