「青蜜柑ご試食用に手を伸ばす」の批評
おそらく初の意見となりますが、厳しい意見となるかもしれません
私は皆様と違って、言葉の毒が強いので褒め言葉にさえ毒があるようです
推敲について少し...
推敲したとありますが、報告の域から抜け出せていないように感じます
「試食をした」場面を丁寧に描いても、食べ物の味に迫る表現とは言いがたいからと分析しています
仮に「青蜜柑」を「傷林檎」としても、あまり違いがなかったと思います
推敲前の「念のために」の方が可能性がありました
なぜ、念のために食べてみるのか?
という疑問があったからです
俳句における疑問は、少し直せば詩的になりえるものです
それはもしかしたら、本質に迫るような穿った見方かもしれません
「念のため」で、何が気になるのかを私なりに考えてみました
1.固いのではないか?
2.腐っていないか?
3.酸っぱいのではないか?
3の解釈ならば、青蜜柑の青が活きるかもしれません
青い蜜柑は確かに怪しいところがあるからです
青蜜柑酸きか試食の青二才
なんて句も私には浮かびました
これなら、傷林檎だとまた雰囲気が変わるでしょう
季語が「何入れても同じ」と「これはこれでいい」は違います
それは、選んだ季語を動かないようにする工夫がないかあるかの差ですから
理想は「この選択は素晴らしい」と誰からも賞賛されることなのですが、それはやろうと意識してやれることではありません
添削のお礼として、ハオニーさんの俳句の感想を書いてください >>
少し変えてみました。