「八月を迎えて無言暑さ耐え」の批評
回答者 なお
岸本義仁さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。まとめて五句ご投稿ですね。
本句、厳しくしてくださいとのことですが、どこまでご要望に添えるでしょうか。
まず、俳句は基本的に季語は一つとされています。御句は、八月(秋の季語)と暑さ(夏の季語)で、二つ並び、季節がわからない句になっています。
また、八月という季語には、「立秋を過ぎて(8月はすぐに立秋が来ます)暦の上では夏から秋になるとは言え暑い日が続くが、どこかに盛りが過ぎた感じがあり、秋の気配も感じられる」という意味があります。
そうなると、無言で暑さに耐えていらっしゃるのは我慢強くていいのですが、俳句としてかなり重視すべきである「季語を立てる」という基本から少し外れているように思われます。
ですので、全くの即吟で恐縮ですが、
・八月を迎えて少しおしゃべりに
の方が、気候という意味では違和感がなくなります。
ただ一方で、「八月」という季語には気候とは別の重い意味があり、これを考えるととてもおしゃべりにはなれないのですが、それはまた別の機会に。
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八月を迎えて、今年の暑さは更にましています。
私は無言で暑さを耐えています。