「フェンス越し朝顔ひとつ咲きにけり」の批評
こんばんは🌇お世話になります。
コメント分かりにくかったですね。すいません。
・御句をふくめ〜(ありそうな嘘)
の部分ですね。
①御句をふくめ〜景の良くうかぶ良い句だと思います。
→この「朝顔」の句もふくめて、最近投句される句は(といっても、三、四句ぐらい)、「映像」をもつ普通名詞を使っているように、私は感じます。
この句でいえば、朝顔のほかに、「フェンス」という「映像」をもつ普通名詞です。
それで、読者は、水谷さまの句を読んで、映像を浮かべることができます。
それで、この傾向は良いことです、と言う意味です。
②句だけ読むと、(作者、読者から見て)「朝顔」は「フェンス」の向かう側にあると感じられます。について。
・「フェンス越し朝顔ひとつ」
まず、フェンス越し、とは、フェンスを超えて、と言うことです。つまり、作者(読者)から見て、「朝顔」は、「フェンス」の向かう側にあると私は思いました。
朝顔→フェンス→作者の目
と言う空間上の配列。
つまり、作者から見て、まずフェンスがあり、そのフェンスの間から、フェンスの向かうに朝顔がひとつある、ということ。もしかしたら、朝顔の回りには草花がぎゅーぎゅーとあるかもしれません。
それで、水谷さまのコメントでは、「フェンスからひとつ、はみ出して」とありました。
フェンス→朝顔→作者の目
つまり、作者の目から見て、まず、朝顔が見え、そのバックにフェンスがあると、私は理解しました。
そして、これが実景ですね。
③作者がそう取られ、、、(ありそうな嘘)まで、について
②でいったように、私は
作者の目→フェンス→朝顔
と理解しました。
コメントにある実景は
作者の目→朝顔→フェンス
です。
水谷さまが、読者がこの句を読んで、私のような解釈をされても、(実景と異なっても)作者である水谷さまがそれでも構わないと思うなら、それもよいと、私は思います、と言うことです。
④「ありうべき嘘」=ありそうな嘘、について
これは、説明せずに使ってしまいました。
藤田湘子の、用語です。
芸術的表現の上で、芸術性が高くなるなら、実景と異なっても、ありそうな、表現上の嘘はついてもよいという考え方です。(ありそうな嘘ですので、突飛なありそうな嘘はダメ)。
この「ありうべき嘘」は、私が③で述べたことに関して使いました。
と以上です。
なお、私のコメントで疑問点あれば、また言ってください。
よろしくお願いします。
添削のお礼として、感じさんの俳句の感想を書いてください >>
通勤路の側道のフェンスからちょこんと ひとつはみ出して咲いてました
フェンスの向こうは見えませんが。