「巣立つ子も来る子も踏むやグラウンド」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
「入学」が「テーマ」ですが、季語がないですね。
「巣立ち」という季語は比喩ではなく、元の意味の通り、雛鳥が成長して巣を離れることを意味する春の季語です。
人間に「巣立つ子」という比喩の形で使った場合、季語にはなりません。人間の場合、必ずしも卒業=巣立ちではないからです。
大学を自主退学して己の道へ進んだり、結婚して親元を離れるのも「巣立ち」という比喩は可能でしょう。
俳句は一般的にはその時の風景を切り取る(心情句も、その時の心情を切り取る)ので、この句は季語なしですし、私には「きれいな川柳」という印象でした。
式桜様の句について、これまでの句も拝見していますが、詩を作りたいという意志はありそうですが、それが本当に俳句である必要があるのかどうか、難しいところだと思います。
短歌、川柳、それとも韻律に捕らわれない自由な詩、選択肢はいろいろあります。
その上で俳句を選ぶのであれば、俳句である利点を生かした方が良いと、私は思います。
点数: 1
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これも入学がテーマです。