「秋の日や病む子に添うてパンを食う」の批評
回答者 腹井壮
竹内さん、こんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
この句は動詞が二つあって慌ただしく説明的になっています。「季語一つ切れ一つ動詞一つ」はルールでも作法でもありません。先人が編み出したなるべく楽していい句を詠む為のノウハウです。
秋の日の病む子のパンにバターかな
秋の日の焼き立てパンにバターかな
着地がバターなので報告句の範囲を超えませんが参考までに。
それと質問にあった初心者向けの本の件です。私はひねくれ者だけあってあまり本に頼らず自分の詠んだ句と歳時記の例句を比較分析して勉強しました。実際のところは頭の悪い私は初心者向けの本ですらよく理解出来なかったのです。唯一ある程度理解できたのは
「カルチャー図鑑 俳句人生で一番いい句が詠める本」(主婦と生活社)
でした。実作に役に立つかはわかりませんが読むといとも簡単に俳句を詠める気分にさせてくれます。それと私には向いていませんでしたが
20週俳句入門 藤田湘子
は評判が良いようです。古今の名句を覚えながら進むスタイルになっていました。
句集については私に影響を与えた清水杏芽と齊藤朝比古以外は欲しいとも思わず尾崎放哉の全句集以外はまともに読んだ事はありません。たとえば「団栗」で詠もうと思った時には「団栗 俳句」と検索して先人の句を参考にする事はよくあります。本にしても句集にしてもアマゾンやセブンイレブンのサービスで簡単に届く時代なので調べてから注文されてはいかがでしょうか。
点数: 2
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こしあんぱんのコメントや、添削をありがとうございました(*^-^)
みなさんのコメントをよく読んで自分なりにまた考えてみました…。
前回はお恥ずかしいですが、まさに「一人カラオケ」のような句でしたね!
「看病している」というのが伝わるように中七を考えてみましたが伝わりますでしょうか…
皆さんを置き去りにして、一人カラオケおおいに盛り上がっているような句をいつもすみません…。
少しずつでも気付いて、成長できるようにがんばります。
また、あたたかく厳しい添削をよろしくお願いいたします(*^-^)