「病室と秋の日香るこしあんぱん」の批評
回答者 腹井壮
竹内さん、おはようございます。いつもコメントありがとうございます。俳句教室の講師の話は冗談ですのでどうかお忘れになって下さい。私は俳句を教わった経験がないのでいくら上手くなったとしても人様からお金を頂いて教えるノウハウがありません。国語教師の資格と経験のある夏井いつきセンセですらプレバトの出演が決まってから改めて文法の勉強をし直したそうです。それ位人様に俳句を教えるというのは大変な事です。
ところで動詞の数の事です。バランスとしては一つが一番良くその次にゼロ。二つだと工夫が必要。三つ以上だと俳句にならないというのが私の考えです。動詞が無い句で良句と言えば
絵日記は真っ白なまま天の川 ハオニー
この句は印象深いですね。省略の上手さが効いていますし改めて作者の技術力がわかります。私が同じ内容で詠めば
真っ白なままの絵日記天の川
なのですがハオニーさんは助詞に「は」を使ったので語りかけられているような安心感や温もりを感じます。こういうところはキモイや死ね・糞だのという人にはいくら言ってもわからないと思います。
薬降るの句は取り合わせの距離感がズレていないかを確認したくてアップしたので特に作者としての想いはありません。また、なにかしら想いを託した句というのは自作の中でかなり少数派です。ただ、旧い季語を扱うには逆になるべく現代的な物で取り合わせたほうが季語が生きるのではないかとの考えはあります。それで旧い季語が生き返り結果としてオリジナリティが出せれば御の字です。
答えきれていない部分があれば再度質問して下さい。お答えする事で学ぶ事は少なくないのです。
点数: 1
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解説なしでは意味のわからない句ばかり投句して、すみません…(-_-;)
去年秋に息子が入院して、3才以下は親が24時間付き添いなので私も隔離病棟でずっと寝泊まりしていました。
娘にも会えないし、夜も眠れず…とにかく苦しいとか辛いとかそんな気持ちを噛み締めたらおかしくなりそうで、ただただ無心に看病していました。
主人は仕事帰りに差し入れで私の好きなこしあんぱんをよく買ってきてくれて、病室で食べていたので、こしあんぱんを見ると病室のあの匂いと、開かない小さい窓からほんのり入る秋の日差しを思い出します。
来週から息子は大きい病院へ転院することになり、またバタバタします。
でも、今はいつでもどこでも俳句で気分転換できるので、去年よりは孤独を感じずに済みそうです(*^-^)
もし、孤独やどうしようもない気持ちが頭に浮かんだとしても、それも季語に託して俳句にしてしまえば、明るいお母さんでいられそうです。
病棟は携帯電話が使えず、付き添いになるとしばらくご無沙汰になりますが、皆さん温かくしてお体大事にしてくださいね。
俳句を通して、皆さんの心の動いた瞬間や、楽しい人生の1ページを見せてもらえて、本当に本当に楽しかったです。
私の下手な句も添削したり、アドバイスをくださって、本当にありがとうございました。
また、才能なしの俳句を溜め込んで帰ってきます。
そのときは厳しい添削をよろしくお願いいたします(*^-^)