来年はもっと欲しいなお年玉
作者 匿名 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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「来年はもっと欲しいなお年玉」の批評
回答者 イサク
こんにちは。はじめまして。
お若い方ですかね?
アドバイスということですが、
俳句はスポーツと同じで、「そこそこ楽しめればいい」のか、「それなりに上手いと言われたい」のかでアドバイスが変わるものだと思います。
そこそこ楽しめればいい、のでしたらこの句は大きく間違ってはいません。
五七五の形で、季語は「お年玉」で、成立しています。
(前の句「雪降って外ではしゃぐ子供達」は、真ん中が六音しかない【字足らず】でした。こま爺様の説明が正しいです)
ある程度上手くなりたい、のでしたら、多少厳しくなります。
◆この句は日記・感想文のようです。
俳句という【詩】としてどうか?という状態です。
季語「お年玉」に対して「もっと欲しい」という自分の感想を述べているだけで、お年玉以外の映像が想像できません。
◆その感想に内容も「来年はもっと欲しい」という、かなり当たり前のことを述べているだけで、作者の独創性が少ないです。
言い方を変えると「他の誰でも考え付くような内容」です。
小説やマンガなどと同じで「昔誰かが考えたような内容」の俳句は、魅力が薄いのです。
ということで、
俳句業界では、初心者向けの作り方として、「季語」に対して「季語とは関係ない内容」をくっつける作り方を推奨されています。そうすると「当たり前」や「季語から誰でも思いつく内容」や「季語の感想」にはなりにくいので・・
・ばあちゃんの厚い化粧やお年玉
正月に久々に会う祖母が厚化粧だと思った、となりませんか?
・ラーメンのスープ飲み干すお年玉
お年玉なので、正月から家族でインスタントラーメンを食べているんでしょうか?
という感じです。
俳句の解説をするサイトも増えているので、勉強する気があれば、まずはそこから。
真面目にやるのでしたら本を買ってみることをお勧めします。
点数: 4
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