「冬の空ヒマラヤ杉の雲移ろい」の批評
回答者 イサク
こんにちは。
「ヒマラヤ杉」という長い単語に果敢な挑戦ですね。
こういう長い単語を使った場合、他をシンプルに無駄を削ぎ落していかないと、五七五に収まりません。
◆その中で、「移ろい」というのが不要な説明かと思いました。
天気や雲や、季節やその他いろいろありますが、当たり前に「移ろってゆく」ものなので・・・
◆季語「冬の空」以外に、主役となる単語が「ヒマラヤ杉」「雲」とふたつあるので、感情を十七音に収めるのが難しいのだと思います。
季語以外のところで対比を狙い過ぎると、要素が多すぎる状態になりがちなので、どっちつかずの映像で終りがちです。
「冬の雲」「冬雲」で冬の空の映像が出ますので、季語はそちらを使ってみませんか?
で、「冬の雲」と「ヒマラヤ杉」の対比にしてみます。
・冬の雲流るヒマラヤ杉しづか
・冬雲やヒマラヤ杉のしづかなる
点数: 2
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いつも貴重なコメントありがとうございます。説明しない、無理をして詰め込まない、まずはこの辺りから改めて行きたいと思います。
さて、この度のは、散歩でよく通る駅舎のヒマラヤ杉を眺めての句です。
杉はいつも変わらない、動かない、しかし、その向こうの空はいつも違う、特に雲は様々な形を見せている、という意味です。