「天幕場にぽっぽと灯りと流れ星」の批評
舞矢愛さん、「秋麗」句へのコメントありがとうございました
登山やキャンプはやはり気候の穏やかな秋春が旬ですよね
都会の光から離れた場所での流れ星はさぞかし綺麗だったと思います
さて、御句ですがいくつか気になる点があります
1点目は中八の部分でしょうか
俳句では字余りの中では結構中八がタブー視されてます
#字余りなら上五が少し目こぼしされている感じでしょうか
中八にするのであれば「ぽっぽ灯りて」程度に省略する方が好まれるかと思います
2点目は少し句が窮屈な感じを受けました
それが中八にも表れているのかと思います
絶対的ではないですが俳句のTipsとして「一句一名詞一動詞」のように一点に集中してすっきり読む考え方があります
「ぽっぽ」も少し誤読感があるので「ぽつぽつ」にしたいところですし、どこか表現を削りたいところです
3点目は歳時記に寄りますがテントもキャンプと合わせて夏の季語にしているところもあります
ただ、キャンプファンとしては本当の旬は春秋と言いたいですし、昨今のキャンプブームで季節感も変わるかもなので、個人的にですがこれは今回は無視しようかと思います
4点目は些細な点ですが「天幕場」をコメント抜きで「てんとば」と読むのは結構キャンプ好きか漢字に詳しくないと難しいので普通に「テント場」でよい気がしました
あとは切れや型の話がありますが長くなったのでこれは割愛します
なお、実体験外ですが天に星々地にランプ群とくると「星月夜」や「流星群」もよさそうなのでそれも含めて詠んでみました
・テント場に灯るランプや流れ星 #シンプル添削バージョン
・ぽつぽつと灯るテントや星月夜 #オノマトペを活かすバージョン
添削のお礼として、鈴屋いるかさんの俳句の感想を書いてください >>
登頂の期待に胸を膨らませテントから出ると、他の登山客も支度のためにランプをつけ始め、空を見上げると流れ星を見れた時の思い出を句にしてみました。