俳句添削道場(投句と批評)

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仏前の枯蟷螂を花に添へ

作者 ちゃあき  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

今日は父の命日でしたので墓参りに行ったのですが、父の墓の向かいの墓石の上に枯れ葉色のカマキリがひれ伏すようにじっとしていました。死んでいるのかと思ったのですが、捕まえてみると意外にも元気で可愛いいヤツだったので、花といっしょに父に供えて来ました。 本句の花は仏花ですので、季重なりにはならないと思うのですが、仏花と書いて「はな」と読んでもらえるようにルビをふった方がいいでしょうか? ご意見よろしくお願いします。

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「仏前の枯蟷螂を花に添へ」の批評

回答者 イサク

こんばんは。

「仏前」だと一般的に仏壇の前になるので、屋内に蟷螂を持ち込んだ?という映像になってしまいそうです。
「墓前」もしくは、捕まえた場所「墓地」とかを使うのがよいかも。

・枯蟷螂墓前の花へ添へにけり

「墓前の花」がまだるっこしいですね。
「仏花」とすれば、墓前の映像は出るかも?
花屋さんの映像になってしまうかな?

・仏花へと枯蟷螂を添へにけり

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「仏前の枯蟷螂を花に添へ」の批評

回答者 岩住涼太

句の評価:
★★★★★

ちゃあきさん、こんにちは。

カマキリの方が先に来たみたいですね(笑)
やっぱり身近な経験を詠めば、躍動感のある情景を綴りやすくなります。勉強させていただきます。

仏花と書いてルビをふるか検討なさっているようですね。それはいいですが、少し措辞を変えてみればそれもアリと思います。

・仏花に添ふる茶色の蟷螂よ

仏花は「ぶつばな」と読みますが、どうでしょうか?

次回作も楽しみにしています。

点数: 2

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「仏前の枯蟷螂を花に添へ」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

ちゃあきさん、こんにちは。
御句拝読しました。そうですか、29日がお父上のお命日ですか。私は母親の命日が28日です。一日違いですね。
いい句ですね。私は初読では、カマキリは死んでいるのかと思いました。コメントで生きていると知ってホッとしました。そのカマキリを遠くへ放ってしまうのではなく「花に添え」、は優しいですね。

季重なりは私もちゃあきさんと同意見です。どう読んでも桜を詠んだ句とは思えませんし。
仏花と書いて「はな」とルビをふる、それはわからなくもないですが、そうすると見た目には仏が2回出てきますよね。そこがなんだか…。

・仏前の花に枯蟷螂を添え

これなら仏花の印象が強くなると思いますが、逆にカマキリが墓を守ってくれていた感慨が薄れますよね。
原句でいいと思います!

点数: 1

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「仏前の枯蟷螂を花に添へ」の批評

回答者 鈴屋いるか

句の評価:
★★★★★

ちゃあきさん、拙句「秋天」句へのコメントありがとうございました
未だに季がさなりをやらかすとは恥ずかしいばかりです、、、汗

御句ですが岩住さんなおじいさんのいう通り「仏前」「仏花」の仏重なりもあるので、「仏前」を変えるかいっそなくして「仏花」だけにしても良いかと思います
・枯蟷螂墓前の花にそっと添え
・供えたる仏花に添える枯蟷螂

個人的に「花を添え」の響きがとても風雅に感じました
今後ともよろしくお願いします

点数: 1

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