「秋時雨竹垣越しに青き傘」の批評
回答者 鈴屋いるか
再訪です
多分言葉尻だけの話だと思いますが、コメントいただいた「俳句的には"の"ですね」というよりも、イサクさんやげばげばさんの言うとおり助詞によって雰囲気が変わるから使い分ける感じでしょうか
ちなみに私の「の」は自覚してましたが無難な「の」なので(笑)
むしろ色々とお互いチャレンジしていきたいですね!
点数: 1
添削のお礼として、鈴屋いるかさんの俳句の感想を書いてください >>
作者 ドキ子 投稿日
回答者 鈴屋いるか
再訪です
多分言葉尻だけの話だと思いますが、コメントいただいた「俳句的には"の"ですね」というよりも、イサクさんやげばげばさんの言うとおり助詞によって雰囲気が変わるから使い分ける感じでしょうか
ちなみに私の「の」は自覚してましたが無難な「の」なので(笑)
むしろ色々とお互いチャレンジしていきたいですね!
点数: 1
添削のお礼として、鈴屋いるかさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句。秋時雨と傘は近さを感じますが、青い傘には風情を感じるので、これはこれでいいような気もしまね。季語をずらすなら、
温め酒竹垣越しに青き傘
これくらいの距離でしょうか。
中七も「に」を「の」「を」
どれを選ぶかで印象が変わってきます。こういう助詞ひとつの推敲もここから楽しくなってくるかもしれませんね。
点数: 2
添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 イサク
こんばんは。
他の助詞オタク様たちがなかなか登場しないので、げば様がさらっと触れていることを簡単に説明します。
「に」の場合
◆秋時雨竹垣越しに青き傘
・竹垣越しに青い傘が見えているよ、というやや散文的なつながりになります。場所を表す「に」ではあるので、詩があれば絶対にダメというわけではありません。
「の」の場合
◆秋時雨竹垣越しの青き傘
・竹垣越しに見えている【青き傘】に映像がぐっとクローズアップしていくような感じ。俳句的にはスタンダードな助詞だと思います。
「を」の場合
◆秋時雨竹垣越しを青き傘
・『竹垣越しを青い傘(が通り過ぎていくよ)』とか、『竹垣越しを青い傘(のこどもが遊んでいるよ)』とか、青い傘に関わる何かを省略して受け手に委ねる形です。
ここで「を」を使いこなせるのは相当な手練れだと思います。
他にも「へ」とか字余りで「から」とか、「越し」を動詞とすれば助動詞も入りますが・・・やめときます。
この、『助詞ひとつで句の印象や映像が変わる』という推敲を楽しめるようになると、なんだか上達した気分になれますよ。
点数: 2
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 鈴屋いるか
マサトさん、「山霧」句へのコメントありがとうございました
個人的にはこのごろのは習作であり石膏デッサンみたいなものとして割り切っていたのでほめていただき嬉しいです!
#もちろん本気で作句していますが
個人的に私はマサトさんの「秋晴」句のような情緒を将来的には詠いたいのでお互いままならぬものですね(笑
さて、本句ですが「時雨」「竹垣」と対象をはっきりと描写しない景に風情を感じました
色として「雨」「竹」と重ねて「傘」に青を合わせるのもイメージ通りと思います
ただ、今は配合のことばかり考えているからか傘と時雨に因果を少し感じてしまいます
#あと「竹垣越しの青き傘」の方が散文感がへるかな、とも少し
それを消す例としてコメントの待ち人を使って詠んでみました
#「待つ」に時間的感覚があるので少し微妙かもですが、、、
点数: 1
添削のお礼として、鈴屋いるかさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句。秋時雨と傘は近さを感じますが、青い傘には風情を感じるので、これはこれでいいような気もしまね。季語をずらすなら、
温め酒竹垣越しに青き傘
これくらいの距離でしょうか。
中七も「に」を「の」「を」
どれを選ぶかで印象が変わってきます。こういう助詞ひとつの推敲もここから楽しくなってくるかもしれませんね。
点数: 1
添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 なお
マサトさん、こんにちは。
御句拝読しました。
助詞についての素晴らしいコメントの後でとても出にくいのですが、私からもコメントさせてください。
助詞についてではないです。「青い傘」についてです。すみません。
ここで、傘の色は必要でしょうか?もちろん、思い浮かべた光景の中でこの青は際立っています。それだけに、逆に想像を限定してしまうのではないかと。
実は私が使っている傘は折りたたみも長いのも、両方とも青いのですよ。そうなると、ずっと立っていたのは私みたいなオッサン?
となってしまうのです。
これが「紅い傘」なら、まだ印象が違うかも・・・。でもこれに異論のある人もいるでしょう。
そんなわけで、私は、色は抜いてみました。
・秋時雨竹垣越しの傘一つ
「青い傘」に特別な意味があったらごめんなさい!
点数: 1
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
夕方に町内の会合で氏子である神社にいきました。青い傘は垣根越しに、行きに見かけて、帰る時もまだ見えていました。会合は20分位でしたが…。
誰かを待っているのかな、雨の中を大変だな等と思った気持ちを詠みました。
よろしくお願いします。