「木瓜の実や三つ四つ拳振上げて」の批評
回答者 なお
しお胡椒さん、こんにちは。
私も元々は短歌をやっていたのですよ。俳句を始めたのは一年前です。幸い、この道場を知り、メンバーの方々がとても良くしてくださったので、私も後からいらした方にはそのようにして差し上げようと。
しかし短歌と俳句は本当に違いますね(当たり前ですが)。
私も説明しがちなのですよ。特に仕事が、出来るだけ詳しく書かなければいけない説明書のチェックのような仕事ですので(笑)、そのギャップが大変です。
私は、しお胡椒さんの句は最初から好感を持って読ませていただいていますよ。気負うことなく自然を自然のままにお詠みになっています。だからこそ、できるだけコメントするようにしています。
私も一年しかキャリアがないので素人ですが、少しはご参考になるでしょう。
さて御句拝読しました。
木瓜の実や、と切れを入れていらっしゃいますね。中七以下で三つ四つ拳を振り上げているのは木瓜の実の擬人化なのですが、そこのつなぎがどうなのかな、という感じです。
・木瓜の実や赤子は拳握りしめ
「や」で切る場合はこのように場面転換をしてまるで関係ない十二音を添える。
・木瓜の実の三つ四つ小さき拳かな
これは切れを入れない場合の提案であって、木瓜の実の香り以外の見た目について、掲句を元に読み替えたものですが、これですと季語を説明したことになってしまうのかな…。
中途半端な形で投げ出して、私もお芋掘り手伝います!
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今年も木瓜の実がなりました。なんとも歪な形の実です。にぎり拳のような。
もう少し熟して黄色になったら木瓜酒を作ります。
添削宜しく御願い致します。