「こつちにも都合はあつて都鳥」の批評
回答者 なお
長谷機械児さん、こんにちは。
御句拝読しました。
面白いですね、私は角川俳句さんは全く存じませんが、漢字のお題が出るのですか?
都合と都鳥、面白いですね。しかし、伊勢物語の東下りをそらんじておられる長谷さんなら、都鳥だけでいい句が詠めたと思います。
・無理難題言問ふ橋の都鳥
長谷さんは何やら色々句選で入選なさっていらっしゃるようで、まことにおめでとうございます。すごいですね。
私は最近はまるで調子が出ず(と言うと調子が良かった時があったようですがそんなこともない)、厳しいです。
点数: 1
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角川俳句9月号題詠欄「都」の没句。
「都」のつく熟語で俳句に使えそうな言葉は無いか…と国語辞典を引いて「都合」という言葉を見つけ、そこから連想を始める。
「都合」、「都合」…。で、理不尽な要求に対し「都合が合わなくて…」とお断りする景とかどうだろう。
一方、歳時記(新年)の総索引を見ていたら「都鳥」という季語を見つけて…、
「都合が悪い」×「都鳥」で、伊勢物語で「わが思ふ人はありやなしや」とけったいな質問をされた都鳥からの返事「私に訊かれても…」、というのが湧いてきたイメージ。
…まあ、通じないだろうけれど。
※角川俳句9月号、題詠欄は全ボツでしたが、雑詠欄では2句が1箇所ずつ掲載されました。季語「キャベツ」の句が“秀逸”(櫂未知子選)、季語「五月」の句が“佳作”(成田一子選)。投句2月目にして“秀逸”選!! 10年程前に何句か掲載された過去を含めても初の“秀逸”でした。一号の内に2句掲載されるのもまた初かも(そこは、10年程前をはっきり覚えてないけれど)。
・個人的主観では実感の湧かないものですが、やはりこの道場で私の俳句力は向上したみたいです。感謝、感謝。
・あと、やっぱり実景の句は強いのだな、という感想。今回の2句は近所で目にした実景から出来た句でした。してみると、暑さに負けて朝夕の散歩を中断している夏は、実景の作句が少なくなっているので、これからは期待薄…?