「妻の髪栗色の艶秋近し」の批評
回答者 つちや郷里
マサトさんこんにちは。
御句ですが、「妻の髪/栗色の艶/秋近し」と三段切れっぽくなってます。
それと、栗色なのは髪の毛であって、「栗色の艶」とすると髪の艶が栗色ということになってしまいます。
また、「秋近し」は夏の季語なので、秋を感じたのならこれも少しおかしいです。
まだまだ暑い日が続いていますが、俳句の世界では既に秋なので秋の季語を使いましょう。
コメントで心配なさっている季重なりですが、これは問題ありません。
「栗色」は栗そのものではなく、栗と同じような色ということですから。
・〇〇〇妻は髪の毛栗色に
・栗色の妻の髪の毛〇〇〇
〇〇〇のところに秋の季語をいれましょう。
・景色が秋めいてきたのなら上五に「秋めくや」もしくは下五に「秋めけり」
・秋に入って感じられる涼しさなら「新涼や」「涼新た」
・立秋でしたら「秋立つや」「秋立ちぬ」
・秋の心地よい陽気なら「秋麗や」「秋うらら」
・秋の澄んだ空気でしたら「秋澄むや」「秋澄めり」
次回も楽しみにしてます。
点数: 4
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美容院に行った妻を見て秋を感じた句です。栗色の栗は季語ではないつもりですが、季語が重なっているかもしれません。よく分かっていません。