「夏木立神の息吹に生かされて」の批評
回答者 イサク
こんばんは。はじめまして。
五句とも拝見いたしました。すべての句にキリスト教関連の言葉が入っているのですね。それによってご自身の気持ちを入れやすいのだとは思いますが、俳句として詩となっているかどうか、というのはご自身でご検討してみて下さい。
御句、風景としては「夏木立」しかありません。
「神の息吹に生かされて」いるのは、おそらく夏の木立だけではなく、万物あらゆるものであることでしょう。とするとこの句の上五中七は季語「夏木立」を生かし切れていない、という気がしています。
中七下五をそのままにするなら、もっと広い季語、例えば
「萬緑や神の息吹に生かされて」
とすれば、鎮守の森に生きるあらゆる植物、その恩恵を受けている小動物や虫まで想像が拡がるのでは、と思います。
「神」などを読み込むのは、個人的には俳句作句の難易度は高いと思っています。がんばってください。
点数: 1
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友人に誘われて伊勢神宮に行った時、鎮守の森のあまりの美しさに神を感じたことを詠んだ句です。私自身はクリスチャンなのですが「神の息吹」は聖書を意味する言葉でもあるので、御言葉に生かされているという意味も込めました。